出産後の育児不安を軽減しようと、横浜市が産後の母子をケアするモデル事業をスタートさせた。産院を退院し、心身ともに不安定になりやすい産後4カ月までの母親と乳児を対象に、助産所でケアをする。市が進めている「妊娠中から出産後までの切れ目ない支援」の一環で、出産直後の母親への支援を強化することで、乳児期に多い子どもへの虐待を未然に防ごうという狙いだ。 1日に始まった事業は、来年度から国がスタートさせる事業の先駆けで、産前産後の母子への支援経験が豊富な助産師が、母親の心身や乳児のケアを実施。母親の健康管理から乳房ケア、授乳方法の指導、赤ちゃんの発育・発達のチェック、子育て情報の提供まで幅広いのが特徴だ。 同事業の委託を受けた助産所は▽とわ助産院(鶴見区)▽めぐみ助産院(同区)▽みやした助産院(南区)▽山本助産院(金沢区)▽みどり助産院(緑区)▽ママスハウス(都筑区)▽うみと森助産院(戸塚区)▽豊