ブックマーク / number.bunshun.jp (30)

  • 柔道も野獣もやめた金メダリスト 松本薫が“本気でアイスを作る”理由とは〈ロンドン五輪後には1日4食パフェ〉(雨宮圭吾)

    東京五輪でメダルラッシュが続く柔道。ロンドン五輪の金メダリストである松薫さんの解説も話題になっています。“野獣”と呼ばれた彼女が“意外すぎるセカンドキャリア”を歩み始めた2019年の記事を再公開します(初公開:2019年2月26日) その人はいつものように白い服を着て笑っていた。 白とは言っても、もう汗の染みた柔道着ではなく、真新しいかっぽう着ではあったけれど。 「まだ慣れないですよお」 オープンから1週間以上経っても、お店は連日完売の勢いで盛況が続いている。 松は毎日とはいかなくてもできる限り店に出て、空いた時間があればお客さんとも触れ合っているようだ。“野獣”と呼ばれた現役時代の険しい形相はすっかり消え失せ、穏やかな表情で記念撮影の求めに応じていた。 天然だが彼女なりの理はあった。 引退会見で唐突に明かされたセカンドキャリアは、柔道からアイスクリームという意外すぎる転身だった。会見

    柔道も野獣もやめた金メダリスト 松本薫が“本気でアイスを作る”理由とは〈ロンドン五輪後には1日4食パフェ〉(雨宮圭吾)
  • 《視聴率56.4%の開会式》海老蔵と木遣り歌は“政治案件”だった…では“不評”の23年前長野五輪の開会式を覚えていますか?(近藤正高)

    森山はその前月には、劇作家・演出家の岡田利規による2部構成の舞台『未練の幽霊と怪物―「挫波(ザハ)」「敦賀」―』で、幻に終わった新国立競技場のデザイン案を手がけた建築家ザハ・ハディドを演じている。筆者もこの公演を観たが、デザイン案が却下されたあとに亡くなったザハの現世への未練を、身体を舞台上に叩きつけたりしながら全身全霊で表現する森山の演技は、圧巻の一言だった。開会式でのパフォーマンスも死者を悼むという点で先の舞台と重なり、ひときわ強い印象を受けた。 大役を終えた森山は、Instagramへの投稿で、岡田利規に最大のリスペクトを送るとともに、今回のパフォーマンスに直接かかわった音楽の原摩利彦、振付の大宮大奨のほか、これまで開会式に携わってきたクリエイターたちの名前を挙げて謝辞を捧げていた。そのなかには、広告代理店・電通のクリエイティブディレクターの菅野薫、演出家の小林賢太郎、また昨年まで企

    《視聴率56.4%の開会式》海老蔵と木遣り歌は“政治案件”だった…では“不評”の23年前長野五輪の開会式を覚えていますか?(近藤正高)
  • 変幻自在な井上尚弥がレベルの差を見せたが…比嘉大吾が「もっと大きいと思った」と収穫を語るワケ(渋谷淳)

    現役世界王者や元世界王者のOB、アマチュアの東京五輪代表らがエキシビションを披露するボクシングのチャリティーイベント「LEGEND」が11日、東京の代々木第一体育館で開催された。メインイベントで拳を交えたのはバンタム級でWBAスーパー、IBF王座を保持する井上尚弥(大橋)と元WBC世界フライ級王者にしてバンタム級で2階級制覇を目指す比嘉大吾(Ambition)。2人のボクサーの今後を占う意味で興味深いエキシビションとなった。 井上尚弥がファンの前でボクシングをするのは2019年11月、さいたまスーパーアリーナでノニト・ドネア(フィリピン)に勝利したワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝以来のこと。3分3ラウンドのエキシビション、グローブは公式戦の8オンスではなく、12オンスとはいえ、そのパフォーマンスが注目された。 将来の挑戦者候補、比嘉大吾は試合後に 対戦相手に指名され

    変幻自在な井上尚弥がレベルの差を見せたが…比嘉大吾が「もっと大きいと思った」と収穫を語るワケ(渋谷淳)
  • 少年院を出た18歳の朝倉未来はなぜ総合格闘技の道に入ったのか…弟・海との“伝説のスパーリング”もその時に(朝倉未来)

    格闘家であり、YouTuber。朝倉未来はどちらの道でもトップに上り詰めた日の格闘技界を牽引する存在だ。彼はどんな青年時代を送り、“路上の伝説”と呼ばれる存在になったのか(全2回の2回目/#1はこちら)。 ※稿は『路上の伝説』(KADOKAWA)の一部を抜粋、再編集したものです。 迎えに来てくれた母親の車で豊橋に帰った。 少年院の中でさんざん受けた交通マナーの研修のせいで、母親の運転が危険で恐ろしいと思うほどに価値観が変わっていた。 自分の体が健康になっていただけでなく、考え方にも大きな変化があったのだ。 「俺、ここに出てる奴ら、全然勝てるわ。弱いよね」 さて、地元に帰り着くと、その足で岡くんの家に向かった。 「岡くんが格闘技の試合に出るって聞いたんだけど、それって当なの?」 「そうだよ」 「あと、手紙とかで聞いてたけど、アウトサイダーって何?」 「ほら、これ」 そう言って見せられた

    少年院を出た18歳の朝倉未来はなぜ総合格闘技の道に入ったのか…弟・海との“伝説のスパーリング”もその時に(朝倉未来)
  • 「小学生時代は地獄だった」朝倉未来が明かす“伝説の原点” 気の弱い少年を父親はどう変えたのか(朝倉未来)

    格闘家であり、YouTuber。朝倉未来はどちらの道でもトップに上り詰めた日の格闘技界を牽引する存在だ。彼はどんな子供時代を送り、“路上の伝説”と呼ばれる存在になったのか(全2回の1回目/#2はこちら)。 ※稿は『路上の伝説』(KADOKAWA)の一部を抜粋、再編集したものです。 確か当時はテレビ番組の『SASUKE』に出たいという目標を持っていた気がするが、それにしたって頑張りすぎていた。 今、大人になって格闘家として活動するようになってからよりも、ずっと練習に時間を割いていたように思われる。 たぶん、大人が自分のことを評価してくれたからだろう。 豊橋の極真空手の道場に通うようになると、極真の別流派である北斗会館というところの先生も、俺に目をかけてくれるようになった。 そういうことで合宿などにも参加することになり、練習量がどんどん増えていた。 道場には週に3、4日通うことになった。

    「小学生時代は地獄だった」朝倉未来が明かす“伝説の原点” 気の弱い少年を父親はどう変えたのか(朝倉未来)
  • 羽生善治・藤井聡太…2人の天才を見守ってきた“将棋盤工場”の父と子 “苦しい時代”から将棋ブームの先へ(茂野聡士)

    ここ近年は『将棋ウォーズ』などオンラインでの対戦アプリが流行しているとはいえ、将棋盤を使って指すのはやはり特別だ。バットやラケットを握ったり、ボールを蹴るのと同じく、モノを身体で扱う楽しさが湧いてくる。 そう思う人は、多いようだ。 「藤井ブームで将棋盤の売り上げアップ」 そんな記事を何度か目にした。ではその将棋盤を作っている人たちはどんなことを感じて“将棋ブーム”と向き合っているのか、話を聞いた。 将棋盤を作り始めたきっかけ 茨城木工は神栖市の利根川河口、太平洋にほど近い場所にある。ここは関東地方の中でも気温の上下動が緩やかで、木材を扱う場所としては理想的な場所なのだという。現在では盤のオーダーメイドや修理なども手掛けている“囲碁・将棋盤のスペシャリスト”だ。代表取締役社長の泉謙二郎さんは昭和30~40年代、将棋盤制作を始めたきっかけについて懐かしそうに語りだす。 「ここの灘ではハマグリが

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  • 朝倉未来ついに参戦!斎藤裕戦に「俺の相手じゃない」 大阪で電撃開催、RIZINフェザー級初代王座は…(橋本宗洋)

    「次は大晦日だと思っていた方も多いと思いますが」 10月19日の記者会見、RIZIN FFの榊原信行CEOはそう切り出した。8月にぴあアリーナMMでの2連戦、9月27日にはさいたまスーパーアリーナで地上波生中継イベントを終えたばかりのRIZINだが、大阪大会のスクランブル開催を決めた。11月21日、会場は大阪城ホール。関西で最もポピュラーと言えるイベント会場が使用可能になったことから、予定外の開催を即決したという。 「予定調和ではなく、とにかく攻めていこうと」 ベルトを争うのは朝倉未来と斎藤裕 もともと11月には「ナンバーシリーズとは違うセカンドラインの大会」を行なう予定だった。候補地は初進出となる仙台だ。大阪、仙台どちらにせよ“攻めの姿勢”であることは変わらない。今年は8月の活動再開までにコロナ禍で3大会をキャンセルしており「後半で巻き返しを」という狙いもある。 クラウドファンディングに

    朝倉未来ついに参戦!斎藤裕戦に「俺の相手じゃない」 大阪で電撃開催、RIZINフェザー級初代王座は…(橋本宗洋)
  • リバプール南野拓実、待望の初ゴール!解説の水沼貴史氏&現地メディアも賞賛。今季初タイトル逃すも、新シーズンへ弾み。

    現地時間29日、プレミアリーグ2020-21シーズン開幕に先駆けて行われたFAコミュニティー・シールドで、リバプール南野拓実が待望の移籍後初ゴールを挙げた。昨季のリーグ王者にとっても今季の公式戦第1号となった。 昨季のリーグ王者とFA杯覇者が激突するワンマッチ。試合はカップ戦王者・アーセナルが先制した。12分、右サイドのサカが逆サイドへ大きく展開すると、左サイドで待ち受けていたのはエースのオーバメヤン。中央へ持ち直し、得意の角度からリバプールGKアリソンの手をかすめるように右サイドネットを揺らした。 一方、リバプールの強力3トップは沈黙。サラー、マネ、フィルミーノを中心に攻撃を組み立てるが、アーセナルの中央を締めた固い守備を崩せず、見せ場なく前半を終了。後半立ち上がりからフィルミーノのスルーパスなどでチャンスを作るものの、なかなか決定機を作れず、アーセナル1点リードのまま試合が進んでいった

    リバプール南野拓実、待望の初ゴール!解説の水沼貴史氏&現地メディアも賞賛。今季初タイトル逃すも、新シーズンへ弾み。
  • 宇佐美貴史の欧州挑戦を阻む「猫背」。ルーニーの姿勢の使い分けを学べ!(木崎伸也)

    宇佐美貴史の華麗なプレーを、再び欧州の舞台で見られるかもしれない。 今季のJリーグでは得点ランキング3位(19点)となり、ハリルホジッチ率いる日本代表にも定着した。スポーツ新聞の報道によれば、マルセイユやシュツットガルトが関心を示しており、今冬に欧州のクラブへ移籍する可能性が高まってきた。 ただし、宇佐美人も迷っているかもしれない。1度目の欧州挑戦では、満足できる結果は残せなかったからだ。 19歳のときにバイエルン・ミュンヘンに移籍して第2節で出番が回ってきたものの、不用意なボールロストでハインケス監督を激怒させてしまった。そこからリーグ戦では32節まで干され、失った信頼を取り戻すことはできなかった。2年目にホッフェンハイムに移って先発に定着した時期もあったが、監督交替のあおりを受け、最後は戦力外扱いになった。 いったい宇佐美が欧州でブレイクするには何が足りないのだろう? 最も不安視され

    宇佐美貴史の欧州挑戦を阻む「猫背」。ルーニーの姿勢の使い分けを学べ!(木崎伸也)
  • 岡田彰布はブラジルW杯をどう見たか。「俺は野球のことしかわからんけどな」(岡田彰布)

    メルマガNumber「野球の神髄~岡田彰布の直言~」、 最新号が配信されました。6月27日配信号の内容を一部ご紹介します。 ◆………………………………………………………………………………………◆ 今週の目次 ◆………………………………………………………………………………………◆ 【1】 巨人の優勝戦で幕を閉じた交流戦を総括する。 ~貯金ゼロになった阪神は巻き返しなるか~ 【2】 大舞台のプレッシャーに打ち勝つために。 ~メンタルは結果にどう影響するのか~ 【3】 読者の質問に「そら、答えるよ」。 ~岡田彰布のズバリ回答~ …………………………………………………………………………………………… 【2】 大舞台のプレッシャーに打ち勝つために。 ~メンタルは結果にどう影響するのか~ …………………………………………………………………………………………… ──岡田さん、ワールドカップはご覧になって

    岡田彰布はブラジルW杯をどう見たか。「俺は野球のことしかわからんけどな」(岡田彰布)
  • ジーコとブッフバルトの久保建英評。「日本のメッシと呼んではいけない」【2019年度 ランキング10位】 - サッカー日本代表 - Number Web - ナンバー

  • 36歳・長谷部誠の止まらない成長。豊富な経験、知性、誰より熱い心。(中野吉之伴)

    10数年前は30代に入るとサッカー選手はピークアウトすると見られがちだった。そんな固定概念を覆す選手が増えた中で、長谷部誠もその1人である。 団体スポーツにおいてチーム成績が下降線を辿っていれば、監督は現状を分析し、できているところとできていないところを明確に把握し、リズムを取り戻すために、あの手この手と適切な手段で刺激をもたらそうとする。 それがサッカーであればシステムを変更したり、戦い方そのものに変化を加えてみたりして、現時点での最適解を探し出す。そうした能力は、指導者にとって欠かせないものだ。 長谷部誠と鎌田大地が所属するフランクフルトは前半戦終盤、一気に失速してしまった。2019年10月まではまだ悪くなかった。11月2日にホームでバイエルンに5-1の大勝を収めた試合で、ほとんどの力を使い切ってしまったのだろうか。 その後、鎌田の2得点で勝利したELアーセナル戦を例外として、勝ち切れ

    36歳・長谷部誠の止まらない成長。豊富な経験、知性、誰より熱い心。(中野吉之伴)
  • 吉岡里帆を育て、長嶋茂雄も活用。阿部慎之助二軍監督「見られる効果」(鷲田康)

    最近、あるベテランの芸能関係者からこんな話を聞いた。 「ほんの5、6年前はオーディションで東京に来るときも、地味な学生っぽい服装で夜行バスに乗って、宿代もないからカプセルホテルに泊まっていたんです。 でも次第に注目されて周囲の目が集まってくるに従って、どんどん洗練されていって、いい意味で容姿すら磨かれていった。いまは当に女優オーラを放っていますね。しかも性格の良いところが変わらないのが一番いいです」 いまや押しも押されもしない若手人気女優の1人となった吉岡里帆の話だった。 見られることによって綺麗になる。注目されることによってスターへと輝いていく。 「何でもどんどん書いてください」 実は偶然にも球界で同じことを唱えていたのは、巨人の長嶋茂雄終身名誉監督だった。 「メディアのみなさんに書いていただき、注目されることで選手は成長するものです。ファンから見られて、選手はさなぎから蝶になる。だか

    吉岡里帆を育て、長嶋茂雄も活用。阿部慎之助二軍監督「見られる効果」(鷲田康)
  • 久保建英の現状は「かわいそう」。後輩を慮りつつ充実の香川真司。(工藤拓)

    もう少し、いい条件で見たかった。 30歳の香川真司と18歳の久保建英。日を代表する新旧アタッカーの初競演である。 サラゴサが3-1で制したこの試合。残念だったのは、2部のサラゴサが1部のマジョルカを破ることが予想通りと言えてしまうほど、サラゴサ有利の条件が揃い過ぎていたことだ。 まず火曜19時キックオフという日程。日曜12時にリーグ戦が組まれていたマジョルカに中1日で試合をさせるなんて、嫌がらせとしか思えない。 2日前の1月19日。降格圏の18位に沈んでいたマジョルカは、冷たい雨と強風が降りしきる悪天候の下、強豪バレンシアを相手に今季最高と言うべきパフォーマンスを発揮。久保が初ゴールを挙げた昨年11月10日のビジャレアル戦以来となる白星を手にしていた。2カ月以上を経て、7戦ぶりの勝利である。もう少し堪能する時間をあげてもよいではないか。 主力温存の被害をもろに被った久保。 その翌日。ビセ

    久保建英の現状は「かわいそう」。後輩を慮りつつ充実の香川真司。(工藤拓)
  • 井上尚弥は「1秒の間に何コマも」。どうすれば「ゾーン」に入れるか?(長田昭二)

    昨年10月のWBSS1回戦、試合開始からわずか70秒のことだった。井上尚弥はこの右ストレート1発でパヤノをマットに沈めた。 スポーツの世界では、「ゾーンに入る」という表現がよく使われる。ゾーンとは「集中力が高まり、雑念が消えた状態」ということが一般的な解釈だろう。ただ、ゾーンに入ったアスリートたちは特異な体験をすることも多い。 古くはV9時代の巨人軍監督で、現役時代は「打撃の神様」の異名をとった故・川上哲治氏が、「ボールが止まって見えた」と語ったという逸話は有名だ。 福岡ソフトバンクホークスの内川聖一は、首位打者を獲得した2008年、「9月に吉見(中日)のフォークをセンターオーバーの二塁打にした打席は究極だった。落ちる球が、目の前でサッカーボールぐらいに大きく見えた。毎回この感覚だったら絶対打てるなと思った」(「西日スポーツ」2018年5月10日付)という。 ボクシングのWBSSバンタム

    井上尚弥は「1秒の間に何コマも」。どうすれば「ゾーン」に入れるか?(長田昭二)
  • メッシ&スアレスも久保建英も凄いが、バルサで渋く光った「右の仕事人」。(茂野聡士)

    マジョルカ戦で自らのバロンドール受賞を祝うハットトリックをマークしたメッシ。だが、“王様”の活躍を支える2人の黒子にも賞賛を送りたい。 いやはや、バルセロナvs.マジョルカを見ていて、相変わらず凄い能力だなと気づかされた。 バルサの「右」を託された、インサイドハーフのラキティッチとサイドバックのセルジ・ロベルトの“気の利きぶり”が。 メッシの通常運転のハットトリックに、スアレスのオシャレなヒールシュート、そして初のカンプノウでブーイングを浴びながらも、2得点の起点となった久保建英の奮闘ぶりに触れるべきじゃないか。そうは思うのだが、「4番と20番」の素晴らしい仕事人っぷりにどうしても目がいったのだ。 彼らはメッシやスアレスが輝く「前」か「前の前」、もしくは久保に「決定的な仕事をされる直前」 でことごとくひと仕事し、バルサの5-2圧勝に渋く貢献していた。 そのいい仕事ぶり、何個でもプレーを挙げ

    メッシ&スアレスも久保建英も凄いが、バルサで渋く光った「右の仕事人」。(茂野聡士)
  • 井上尚弥を支えたカットマンの仕事。緊急事態はいかに乗り越えられたか。(渋谷淳)

    あの井上尚弥がまさかの出血――。 11月7日、さいたまスーパーアリーナで行われたWBSSバンタム級決勝、井上尚弥(大橋)とノニト・ドネア(フィリピン)の激闘で、井上がドネアの左フックをらって右まぶたから血を流した姿は記憶に新しい。 圧勝を重ねてきた井上がキャリア初の出血というピンチに見舞われ、重要な役割を果たしたのがチーム井上のカットマン、佐久間史朗トレーナーだ。今回はあの一戦における佐久間トレーナーの動きを通して、カットマンの仕事を紹介したい。 ボクサーは試合中、パンチをもらい、頭をぶつけ、顔に傷を作り、血を流す。それを止めるのがカットマンの仕事だ。 目の上を切ったり鼻血を流したりすることが多いが、額や頭部、耳、口びるなどが切れることもある。あらゆる傷がカットマンの守備範囲だ。 井上が強すぎて出番がなかった。 止血はセコンドに入るトレーナーの仕事の1つであり、たいていはトレーナーがカッ

    井上尚弥を支えたカットマンの仕事。緊急事態はいかに乗り越えられたか。(渋谷淳)
  • 名波浩が愛する磐田に残したもの。「これからも応援をよろしく頼む」(望月文夫)

    「勝っても負けても辞めるつもりだった」 6月30日J1第17節、リーグ2連覇中の川崎フロンターレに1-3と完敗した試合後の会見で、磐田の名波浩監督は、集まった報道陣を前に晴れ晴れとした表情で辞任を伝えた。 この日の敗戦で、磐田は今季初めて最下位に転落。試合終了直後にスタジアム内に響いた激しいブーイングの中、指揮官はゴール裏に陣取ったサポーター席前に向かった。そしてサポーターのリーダーに「オレは責任を取って辞めるけど、これからもジュビロの応援をよろしく頼む」と頭を下げ、そのままロッカールームへと消えた。 今季の半分を終えた磐田は、3勝5分9敗で勝点はわずかに14。単純に2倍した年間勝点は28にとどまり、一般的に残留ラインと言われる40には遠く及ばない。その責任を取った辞任は、数字的な観点からは当然と言えるだろう。 しかし、J有数のユニーク監督と言われていた指揮官の退任を惜しむ声が少なくないの

    名波浩が愛する磐田に残したもの。「これからも応援をよろしく頼む」(望月文夫)
  • チリ戦とウルグアイ戦で森保Jに変化?トルシエ「選手は限界を超えていく」(田村修一)

    結果的に大差で敗れたチリ戦と、フランスのテレビ解説者(『BeIN SPORTS』のダニエル・ダ・フォンセカ)が「ここまでのコパアメリカで最も素晴らしかった試合」と称えたウルグアイ戦。コパ・アメリカのふたつの試合の間にどんな違いがあったのか。日本代表はわずか2日の間に進化を遂げたのか――。 フィリップ・トルシエが、チリ戦とウルグアイ戦の間に横たわる日本代表の真実を語った。 ――(ウルグアイ戦は)チリ戦以上に驚いた試合でした。 「とても内容が豊かだった。とりわけ日に関してそうで、日は守備にベースを置きながらも攻撃への意志を見せ続け、常にボールを前に運ぼうとした。創造への意志もあった。ボールへの寄せの速さとプレスの強さ、コンパクトなゾーンと強固なブロック、そうした要素がすべて揃うことになった。 そうした要素がすべて揃ったとき、日のボールを前に速く運ぶスタイルが――とりわけ中島と三好の機動力

    チリ戦とウルグアイ戦で森保Jに変化?トルシエ「選手は限界を超えていく」(田村修一)
  • 12回戦でなく3回戦なら今すぐにで…… - 井上尚弥の名言 - Number Web - ナンバー

    2012年の発言。まだ高校を卒業したばかりの男が、当時の世界王者の名前を挙げてこう言い切る――。普通に考えれば身の程をわきまえない表現だが、その言葉の主は誰あろう、井上尚弥である。アマ時代から「怪物クン」と騒がれていた井上の実力が知れ渡ったのは、同じ大橋ジム所属である八重樫東とのスパーリングでのこと。井岡との統一戦に臨むにあたって八重樫の相手を務めたのだが、その戦いぶりについて大橋秀行会長が「5R中3Rは(八重樫が井上に)取られた」と語るほどだった。WBSSという大舞台で早期KOを連発している井上は、10代の頃から規格外だったのだ。 Number808号(2012/07/19)

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