食塩水の濃度や往復の平均速度など、仕事などでちょっとした算数の知識が問われる場面に出くわして、ドキッとしたことはないだろうか。「昔は解けたのに……」、そう思うのに解けない。そんな大人たちは本連載で今一度、算数を基礎から学び直してみてはどうだろう。 長年、算数・数学教育に携わってきた桜美林大学名誉教授・芳沢光雄氏の新刊『大人のための算数力講義』(講談社+α新書)より抜粋して、「算数の重要な考え方」をお届けする。 『大人のための算数力講義』連載第24回 『小学生は知っている「0.777…」「0.191919…」循環小数を分数に直すやり方』より続く 素数と合成数の定義 6は1、2、3、6で割り切れるが、7を割り切る自然数(正の整数)は1と7だけである。 7のように、1とそれ自身以外では割り切れない2以上の自然数を素数という。なお、1は素数には含めない。 素数を小さいほうから列挙していくと、 2,
![素数が「無限に続く」ことを証明できますか?...2000年以上発見されなかった「小学生でも」納得できる「簡単な」方法(芳沢 光雄)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/737714a8232d8af317511f7fc4518cfd1be57c0f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fc%2F0%2F1200m%2Fimg_c0a6f490645382a35fe5a4ecbd21790a199249.jpg)