野菜が病原性大腸菌に汚染されているとの疑いを受け、野菜を廃棄するドイツ・ハノーバー(Hanover)近郊の農業生産者(2011年5月27日撮影)。(c)AFP/JULIAN STRATENSCHULTE 【5月29日 AFP】食中毒が相次いでいるドイツで28日、新たに80代の女性3人と、30代の女性1人の4人が死亡した。シュレスウィヒ・ホルシュタイン(Schleswig-Holstein)州保健省とハンブルク(Hamburg)の医療機関がそれぞれ発表した。 一連の食中毒によるとみられるドイツ国内の死者は10人となった。うち2人は病原性大腸菌が原因だったと公式に発表されている。ドイツでは今月に入り276人が、病原性大腸菌が引き起こす溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症した。欧州の他の国でも病原性大腸菌の感染やHUSの発症は確認されているが、ドイツが群を抜いて多い。 スペイン南部アンダルシア(A