“壁に貼る”有機ELテレビの衝撃――LGエレ「W7P」をソニー製モニターと比較試聴した:山本浩司の「アレを観るならぜひコレで!」(1/2 ページ) この1月、雑誌の企画で東芝の有機EL大画面テレビ「65X910」を1週間ほど自宅で試用してそのインプレッションを書くという仕事をした。 それまではパイオニア最後の「KURO」、50型フルHDプラズマモニターを8年ほど使っていたのだが、65X910の65型大画面で見るUltra HD Blu-ray(以下、UHD BD)のキレのよいクリーンな4K&HDR高画質にヤラれ、結局自室に導入することにした。 プラズマ同様、サブピクセルの光量を1つ1つ個別に制御できる自発光ディスプレイの画質のすばらしさは格別だ。この1カ月ほど65X910と付き合ってきて、そんな感慨をしみじみと抱く。 漆黒の闇はねっとりと艶めかしく、被写体が移動しても、見た目の解像感は静止