自殺願望のある人とない人では「唾液」に違いが出るようです。 米フロリダ大学(University of Florida)の新たな研究によると、ここ数週間内に自殺を考えたことのある大学生は、そうでない健康な学生に比べて、唾液中の、歯周病に関連する細菌レベルが有意に高いことが判明しました。 その一方で、脳の健康を促進する化合物を作ってくれる細菌のレベルは低いことが示されています。 近年、メンタルヘルス(精神衛生)とヒトマイクロバイオーム(共生細菌叢)の関係を探る研究が増えていますが、「自殺念慮」と「唾液中の細菌」の関係を調べた研究は、今回が初めてとのことです。 研究の詳細は、2022年8月22日付で科学雑誌『Scientific Reports』に掲載されています。 Study uncovers differences in saliva bacteria of students with r