いま話題の著名人と昼食をともにしながら、仕事やプライベートに鋭く切り込む英紙「フィナンシャル・タイムズ」の人気コーナー「Lunch with the FT」。今回の「旬の人」は香港の民主化運動のシンボル・黄之鋒(ジョシュア・ウォン)だ。 世界に名を馳せるようになった若き政治リーダーが、民主化デモに対する思いや、中国政府との闘いへの意気込み、お気に入りのマーベル・ヒーローまで語り尽くした。 タイム誌の表紙を飾り、ノーベル平和賞候補になった23歳 ランチタイムでにぎわう食堂のプラスチックのイスに座ったかと思うと、黄之鋒(ジョシュア・ウォン)はすぐに立ち上がって高校時代の同級生と挨拶を交わした。黒の襟のついたシャツに黄褐色のショートパンツ姿のこの青年は、北京当局の「頭痛の種」なのだ。 黄はランチに遅れたことを深く詫びた。 ネットフリックスが制作した黄之鋒のドキュメンタリー番組 香港民主化運動の「