タグ

ブックマーク / d.hatena.ne.jp/tatsu2 (4)

  • 「響け!ユーフォニアム」8話の攻めっ気 - subculic

    あるクリエイターが頭角を現す瞬間というものが存在するとすれば、『響け!ユーフォニアム』第8話「おまつりトライアングル」はまさにそれを目撃した気分になった。絵コンテ/演出は藤田春香。アニメーターとしてのクレジットは見かけていたが、『中二病でも恋がしたい!戀』(2014年)で演出デビューした経歴からすると若手の方だろうか。ふと思い出したのは京都アニメーション出身の『アイドルマスター シンデレラガールズ』高雄統子監督が京アニ時代に担当したある話数だ。それは作画監督に堀口悠紀子を迎えた『CLANNAD』番外編「もうひとつの世界 智代編」(2008年)。堀口さんの繊細なアプローチに感じ入り、演出の契機になった話数だと後に語られている。事実、今観直すと剥き出しの高雄演出に唸る場面ばかり。「智代編」は高雄統子という演出家のキーエピソードといっていい。そうした例が頭に浮かび、「おまつりトライアングル」は藤

    「響け!ユーフォニアム」8話の攻めっ気 - subculic
    miruna
    miruna 2015/05/31
    ナチュラルボーン鬼畜攻めの久美子に己の受け受けしさをばらさないように視線の位置を計画的にマジックを使って誤認させる話なのであって高坂さんを攻め扱いするのは根本的に見落としているものがある。靴回踵回。
  • 「氷菓」14話を観て――山田尚子のカッティング・イン・マジック - subculic

    アニメーションようやく始まった。否、始まっていた。古典部シリーズがアニメ化されると聞いて、楽しみにしていた挿話が「クドリャフカの順番」の料理コンテスト、「遠回りする雛」の二。特に前者はダブルヒロインが大活躍するシリーズ屈指のエンタテイメンツ。『氷菓』第14話「ワイルド・ファイア」は文化料理コンテスト回だった。しかも、山田尚子さんの演出・コンテ回という数奇な巡り合わせ。思わず身構えて観てしまった。焦点は摩耶花の焦燥と解放、古典部の仲間意識だったけれど、まさかこんな童話的な演出を仕掛けてこようとは。傑作回だと思うので、細かくみていきたい。 ■「ワイルド・ファイア」横位置(横顔)カット集山田尚子回定番の横顔から。『氷菓』でローテーションを組んでいる植野千世子作監と相まり、他の回とは少し雰囲気を感じさせる。横顔は顔の厚みや凹凸、丸みが画面に出ることになり、繊細に立体をとらないと違和感を生じさせ

    miruna
    miruna 2012/07/25
  • 「特攻の拓」的な「アクセル・ワールド」の構造 - subculic

    アニメーションアニメになってからというもの、『特攻の拓』を読んでいる気分で『アクセル・ワールド』を楽しんでいます。ヤンキーの抗争劇と近未来サイバー格闘ゲームというジャンルの違いはあれど、類似点は多い。一定の領地(縄張り)を定め、自勢力を保ち、ちょっかいだしてくる相手を倒す基的行動理念。主人公は何も知らないが無二とも言える才能を持ち、“有名人”との邂逅によって徐々に名前が売れて行く。重ねて、《スピードの向こう側》という共通する目的意識。彼らにとって喧嘩の強さ、怪物的なタフネスと同等かそれ以上に、バイクのライディングテクニックと速さは「ドエレー」ものであり、先にある世界に辿り着いた人間は伝説となる。『アクセル・ワールド』に置いても、《加速》の先にある世界に何があるのか知りたいと宣言されており、加速の優位性・絶対性を保つことは、デュエルアバターのレベルを上げるよりも重要な目的である。チーム戦の

    miruna
    miruna 2012/05/24
    言われてみれば
  • 青春(軟派)アニメとしての「Another」 - subculic

    アニメーション『Another』がとんでもない事態になっている。原作既読者をも唖然とさせる狂気の集団心理。「死者を殺せ」の号令の元、クラスメイトで殺し合うバトルロワイヤルに発展。ホラーとミステリの融合の果てに、アクロバティックなスプラッターホラーへと変貌を遂げ、予測不可能な死の匂いが充満している。ひとたび扉を開けば、バックドラフトの如く噴き出す殺戮の嵐。……とまあ、非常に血生臭い話の最中、一つちがう呼吸を入れてみたい。『Another』は超常現象による死に振り回される中学生の悲劇と言える一方、青春模様をつぶさに描いた作品でもある。主人公の榊原恒一。彼は病弱で繊細な外見とは裏腹に、行動力溢れるアクティブな男だ。見崎鳴との出会い。不吉な雰囲気の中、夜見北中学の人間かと訊き、名前も教えてもらう。人形を片手に持つ、眼帯の少女。そうそう声を掛けられるものではない。自分が通うことになる中学の人間という

    miruna
    miruna 2012/03/23
    はらしょー
  • 1