ケネス・ユージン・アイバーソン(Kenneth Eugene Iverson、1920年12月17日 - 2004年10月19日)は、カナダの情報工学者、計算機科学者。プログラミング言語APLを開発したことで知られる。 1983年、ACMの Special Interest Group on APL (SIGAPL) はアイバーソンの栄誉を讃えてAPLの発展に寄与した人物を表彰する「アイバーソン賞」を創設した。 カナダアルバータ州カムローズで、ノースダコタ州から移住してきたノルウェー移民の子として生まれた。実家は農家で経済的に貧しく、初歩的な教育を終えると実家の農業を手伝う日々を送った。農業で生計を立てる間にも独学で数学(微分積分学など)を勉強する努力を続けた。転機が訪れたのは第二次世界大戦後で、戦争中にカナダ空軍兵士として勤務しながら大学入学の資格を取得したアイバーソンは、1946年にク