ブックマーク / ururundo.hatenablog.com (467)

  • 鉢の中 浮かぶエゴの花 - ururundoの雑記帳

    エゴの花 降り続いた雨が 夕方に霧雨に変わった。 山も 林も 草はらも 道路も ぐっしょりと濡れて 濡れそぼつとは こんな事を言うのだろう。 小屋のそばに 縁のかけた白の鉢を置いてある。 鉢いっぱいに溜まった雨水に 土が薄く溜まっている。 私は 鉢の水を捨て 手のひらで洗い 澄んだ雨の溜まり水を 注いだ。 大きくなった姿のいいエゴの木から ハラハラと落ちてきた 白い小さな花を拾い 白の鉢に 一つ二つと放った。 鉢の水に映る空は灰色で 浮かぶ白い花達は 赤い蕊を上に向け 霧のように降る雨で 小さな水面が微かに揺れている。

    鉢の中 浮かぶエゴの花 - ururundoの雑記帳
    misaki-taku
    misaki-taku 2023/06/03
    雨上がりには、雨風に落とされた葉や花が黒くなった地面やアスファルトに落ちて、すこし無惨な感じもしますが、こうして花を浮かべると、鉢の白とともに清純な美しさ。手のひらで洗ったひと手間に感心しました。
  • ジギタリスが咲いた - ururundoの雑記帳

    ジギタリス(キツネの手袋) ピンクのが 4 白が2 ジギタリスが 自力で咲いた。 数年前に 山から引き抜いて持ち帰り 小屋のそばに数植えたが 次の年は知らん顔で芽もださない。 それが今年 諦めていたジギタリスが 芽を出し あれよあれよと言う感じで 蕾まで付けた。 ピーターラビットのを見たり イギリスの田舎の写真を見たりしている時に 必ず咲いている ピンクのジギタリス。 それが 今 小屋のそばに咲いている。

    ジギタリスが咲いた - ururundoの雑記帳
    misaki-taku
    misaki-taku 2023/06/01
    つやつやで輝いてますね。美しい。山に自生とのことですが在来種なのですか?いわゆるホタルブクロですか?
  • 雨の日 5月29日 - ururundoの雑記帳

    ココアケーキ 膝まである長を履く。 私の長は男もので それで傘をさして歩いている様は きっと 滑稽な姿だろう。 朝から小雨。 台風の渦巻が大きく育ち それをパソコンやテレビで時々観ていた。 周りの緑は 雨を吸い 益々元気で ぐんと大きくなったみたいだ。 昼前にメルカリで買った詩集が届く。 吉増剛造詩集。 サランラップでカバーをしたのは 表紙が面白いなと思ったから。 少しずつ読んでいこう。 晩御飯前に ココアケーキを焼いた。 刻んだ胡桃を上に散らし 焼き上がりに粉砂糖を降り 半世紀も前に買った 益子の皿に載せた。

    雨の日 5月29日 - ururundoの雑記帳
    misaki-taku
    misaki-taku 2023/05/30
    サランラップでカバーはピッタリつつめるものなのですか?光が当たるときらきらしそうですね。実は土曜から昨日まで松江に旅行しました。往路、琵琶湖北端上空を通りました。
  • 木通 忍冬 野葡萄 屁糞葛 - ururundoの雑記帳

    アケビ(木通)の葉 アケビ(木通) スイカズラ(忍冬) ノブドウ(野葡萄) ヘクソカズラ(屁糞葛) 小屋の周りに根を張る 蔓性の植物だ。 よく見れば もっとあるかも知れない。 アケビの蔓で クッキーでも載せられる様な 小さな皿を作りたい。 スイカズラのオフホワイトの花は 蕊が長く 繊細で 蔓はとても強い。 忍冬という漢字が好きだし 英語でのhoneysuckleと言うのも響きがいい。 ノブドウは 秋に青い実をつけるが 蔓は 節でぽきりと折れる。 ヘクソカズラは 白くて 花びらの先がピンクの 可愛い小さな花を咲かせ 蔓も強い。 なんでこんな名前をつけられたのか? 秋には薄茶色の小さな実をつけ 野鳥たちの大好物だ。 大事にしているこれらの蔓は 近くの木々に 勇敢に巻きつく。 今日 私はハサミで 剪定をした。 こんもりとした蔓がすっきりとしたが いつになったら アケビの蔓で皿が編めるのか?

    木通 忍冬 野葡萄 屁糞葛 - ururundoの雑記帳
    misaki-taku
    misaki-taku 2023/05/29
    漢字の読みテストみたい。木通がアケビと出てくるのに数秒掛かりましたが、なんとか全問正解。忍冬の花のように という映画があったのを思い出しました。シンガーがたくさん出るので観たかったけど観ていない映画。
  • 気分はまだ冬を引きずっている - ururundoの雑記帳

    5月27日 午後4時45分 夕方の光を受けて 草の原っぱが輝いている。 私は左手をかざして 眩しさをさえぎる。 キラキラとした 初夏の景色。 春から初夏に変わったのを 植物の草の色で気づく。 窓のカーテンは まだ冬のまま。 窓の汚れも冬のまま。 仕舞った冬の服を 又出して 今日も夜にストーブに薪をくべた。 気分はまだ冬を引きずり 草の色と光は すでにもう夏の始まりを告げている。

    気分はまだ冬を引きずっている - ururundoの雑記帳
    misaki-taku
    misaki-taku 2023/05/28
    寒暖の差が激しいですね。あたふたしているうちに今度は梅雨の長雨の季節になります。いつも季節に先を越されている感じがしています。
  • レモンケーキ - ururundoの雑記帳

    レモンケーキを 先日大阪・天王寺に行った時 店の表に積まれていたのを見つけた。 「おっ! レモンケーキだ!」 迷わず 買った。 ずっと前から レモンの形をしたレモンケーキが好きだ。 色は純粋のレモン色で それがLemon Cakeと印刷された セロハンの袋に入っている。 それらを 底の浅い淡いブルーの鉢に入れた。 明るい 清潔な風情。 窓から吹き込む風が まだ寒い日。 インスタントではあるが 大きなマグにコーヒーを淹れ 白い皿に レモンケーキを載せてべた。 もう少し 酸味の効いたのが好きだが 私は満足である。

    レモンケーキ - ururundoの雑記帳
    misaki-taku
    misaki-taku 2023/05/27
    レモンケーキ、食べたことも見たこともない気がします。気がするだけでスルーしてるのかな…。黄色が爽やか。
  • 小蕪と空豆 - ururundoの雑記帳

    小蕪 空豆 植物 野菜 花の造形は 当に素晴らしい。 昔 布で作られた赤蕪のブローチを持っていた。 それは とてもよく出来ていた。 いつか色が褪せて 萎びた野菜の感じになり 付けるのをやめた。 空豆もきっといいブローチになるだろう。 夫の兄夫婦が作った小蕪と空豆を 今日料理してべた。 生でべるのも美味しいだろう。 今回は 小蕪を皮付きで半分に切り コトコトと出汁と醤油で 油揚げと炊いた。 最後に葉っぱを加えた。 鉢に盛ると 姿も美しい。 フーフーと吹きながら 熱いのをべる。 5月の終わりの 寒い日にべる熱い汁物。 空豆は 莢のままフライパンで蒸し焼き。 皮が焦げれば 中の豆も柔らかくなる。 ホカホカの可愛い形の空豆。 晩御飯のおかずに焼いたのに ご飯前にべてしまった。 季節のものは シンプルに料理したい。 美味しさが増す様に感じる。

    小蕪と空豆 - ururundoの雑記帳
    misaki-taku
    misaki-taku 2023/05/25
    「晩御飯のおかずに焼いたのに ご飯前に食べてしまった。」のところで笑ってしまいました。そりゃぁ出来立ては最高なのでしょうね。並べ方も美しいですね。そら豆食べたくなりました!
  • 大阪行き - ururundoの雑記帳

    大阪駅 一番上の姉の命日 お墓参りに大阪まで行った。 下の姉と天王寺のお寺で待ち合わせ。 手水場で 手のひらを洗うのが好きで 線香の香りが好きだ。 蝋燭に火を灯し その炎で線香に火をつける。 子供の頃から 私は線香の煙を手のひらで頭に寄せて 「頭が良くなりますように」と言う。 天王寺駅から 四天王寺辺りへの道沿いに 沢山の店が並んでいるのが楽しい。 新型コロナで3年間墓参りがなかった。 久しぶりに歩く 天王寺の坂道の街路樹は 山の村と同じ柔らかな緑だ。 帰りに車窓から琵琶湖が見えると ほっとする。 黄砂に少し煙る青い空が 琵琶湖の上に広がり その青さが 湖面に映る。 深い青だ。

    大阪行き - ururundoの雑記帳
    misaki-taku
    misaki-taku 2023/05/24
    帰り道に親しんだ風景が見えるとほっとする気持ち。その日のそれまでが楽しくても、やはりほっとする。わかります。
  • 輝く5月の穏やかな日 - ururundoの雑記帳

    5月21日 マラソン 三日前の日曜日。 新型コロナで3年間止まっていたマラソンが始まった。 コースは福井小浜から 京都出町柳 賀茂大橋まで。 新緑の いい空気の中を 苦しみながら 楽しみながら 何人もの人が 小屋の前を走り去る。 「こんにちわ」と走る人 「がんばって」と答える私 「ありがとう」と 手を振って行く。 つづら折りの道を上り 峠を越えては下り 山村の間の長い道 そして又上り 峠を下りの繰り返し。 京都の賀茂大橋にたどり着いた時は さぞや嬉しい事だろう。 走りながら 野鳥達の鳴き声が聞こえた? 川の水が嬉しそうに 踊るように流れるのを見た? 輝く5月の風と光 風も吹かない 穏やかな日だった。

    輝く5月の穏やかな日 - ururundoの雑記帳
    misaki-taku
    misaki-taku 2023/05/24
    晴れた日がマラソン日和なのかはわかりませんが、ランナーに声を掛けて過ごす5月の日曜。すこしのんびりした感じで、良い休日だと思います。
  • 大きくなったコナラ(小楢)の木 - ururundoの雑記帳

    コナラの葉 小屋のそばに 小さなコナラの木を植えたのは 5、6年前だっただろう。 前の山から 30センチほどの苗木を掘り起こし 草の茂る場所に いい加減に植えた。 雪に押しつぶされ それに耐え まだまだ 一人前ではないが大きくなった。 強いなあと思う。 細い枝から 早緑の柔らかな葉っぱが揺れ 午前中まで降った雨の雫が光る。 京都や大津から車で1時間ほどのこの地。 そこで 朝夕まだストーブに薪をくべている。 今日 ライトダウンのジャケットを着た。 小屋の周りには 鳥達は囀り 野の花が咲く 春爛漫の中に住んでいるのに。 「5月なのに まだ寒い」 と 私は毎年言っている様な気がする。

    大きくなったコナラ(小楢)の木 - ururundoの雑記帳
    misaki-taku
    misaki-taku 2023/05/21
    クヌギはカブトムシが来るというので子供の頃、たぶん幼稚園生の頃、最初に名前を覚えた木だったかもしれません。葉っぱもどんぐりの帽子のイガイガもカッコいい!と思ってた子供でした。
  • 草に埋もれるワイルドフラワー - ururundoの雑記帳

    去年蒔いたアメリカンワイルドフラワーの種。 芽が出て 花が咲いても 茎は細く地に這う様だった。 花も小さく 私は少しがっかりしたものだ。 その小さな花達が種をつけ それらがこぼれたのか 数日前にふと気がつくと 白いかすみ草みたいな花が いくつも咲いていた。 淡い水色の花も。 そして 今か今かと咲くのを待つ 蕾がついているのも。 一年たって 立派な姿になって現れたワイルドフラワー。 数日前のテレビ番組で 面白いのがあった。 家の庭の小さな畑で 野菜を作っている男の人。 キャベツやきゅうりの様な野菜が 草に埋もれていた。 その畑の様子がとてもいい。 草だらけの畑がとても豊かに見えた。 アメリカンワイルドフラワーが咲く小屋のそば 草を抜かないでおこう。 豊かな風情になるだろうか? それとも 小屋もろとも寂れた様になるだろうか? 面白いな。

    草に埋もれるワイルドフラワー - ururundoの雑記帳
    misaki-taku
    misaki-taku 2023/05/18
    どうなるのでしょう?楽しみですね。程よく人の手が入り、程よく自然に任せる、そのバランスがうまく取れると、いいなぁ!と思えます。
  • 小燕の飛行 蜂達の働き - ururundoの雑記帳

    川にかかる橋の下を 子供の燕が何羽も 行ったり来たり。 その飛ぶ様は 美しく 速く 軽やかで見飽きない。 そして ピーピーと鳴く声が 明るい空に吸い込まれる。 母国の東南アジアへの渡りのトレーニング。 ミツバチ クマンバチ マルハナバチ 小屋の周りに咲いている花に訪ねてくる。 マルハナバチのお尻に 花粉を丸くつけているのが可愛い。 穏やかな春の日 こんな日が続くと 自然の優しさを感じるが 強い風と雨が何日も続くと 気分が滅入る。 優しい自然 人間を叩きつける自然 交互にやって来て 季節が変わって行く。 そして 燕が帰国の長い旅へと 旅立つ日がやってくるのだ。

    小燕の飛行 蜂達の働き - ururundoの雑記帳
    misaki-taku
    misaki-taku 2023/05/17
    小燕が飛べるようになると燕は巣を離れどこかに集合して群れで渡るんですよね……たしか?違ったかな……(笑)海沿いの防砂林で集合した燕の群れを見たことがあります。
  • 子供の松ぼっくり - ururundoの雑記帳

    子供の松ぼっくり 昨日の強い風に落とされた 松の小枝。 道の脇に落ちていたのを 持ち帰る。 淡い黄色の松ぼっくりが やがて緑に そして 茶色の枯れた松ぼっくりになる。 こんな渋い色合いの セーターが着たい。 全体は緑 胸の辺りに黄色のストライプ 共に「子供の松ぼっくり」の色で。 古風な感じのセーターは いつも履いているチノパンに似合うだろう。 テーブルの上に 松の小枝を挿した ガラスの瓶を置いた。 香りを嗅ぐと 微かに 爽やかな香りがした。

    子供の松ぼっくり - ururundoの雑記帳
    misaki-taku
    misaki-taku 2023/05/16
    松ぼっくりの色を真似たストライプのセーター、素敵ですね。松ぼっくりからセーターを思い付くのも素敵です。いつものチノパンは何色なんだろう?
  • 「ブラザー軒」ハンバート・ハンバートが歌う - ururundoの雑記帳

    八朔 ヨーグルトケーキ 土曜日の朝のラジオ。 NHKFM ピーター・バラカンの 「ウィークエンド・サンシャイン」 そして ゴンチチの「世界の快適音楽セレクション」 この二つの番組を毎週楽しみに聴いている。 今朝の「ウィークエンド・サンシャイン」は ハリー・ベラフォンテの特集だった。 毎回 バラカン自身の選曲がとてもいい。 ゴンチチ「世界の快適音楽セレクション」で ハンバート・ハンバートの「ブラザー軒」が流れた。 高田渡の楽曲を 男女デュオが歌う。 澄んだ透明感のある声。 高田渡のも好きだが これはもっと好きになった。 「死んでしまった父と妹。 七夕の夜に キラキラ輝くガラスの暖簾をくぐり ブラザー軒にやってくる。 そして 自分の隣に座り かき氷をべる。 その姿が見えるのは自分にだけ」 この曲の話を友達に話すと 友達も大好きな曲だと言った。 www.youtube.com

    「ブラザー軒」ハンバート・ハンバートが歌う - ururundoの雑記帳
    misaki-taku
    misaki-taku 2023/05/14
    ハンバート・ハンバートは2度ほどコンサートに行きました。ブラザー軒は聞くと泣いてしまいます。妹の描写のところが堪りません。作詞の菅原克己の詩集も持っています。
  • 今季最後の八朔 - ururundoの雑記帳

    小さな八朔 沢山の小さな八朔が 大きな箱で和歌山から届く。 皮は少しくたびれ気味。 果肉はとても甘い。 今季最後の名残の八朔。 大きな竹籠に盛り テーブルの上に置く。 黄色が 薄暗い昼間の小屋の中で輝く。 平たい器に 袋から出したオレンジ色の実を並べると 果汁が器の底に流れ 八朔が生き物の様だと思う。 一つ二つ 口の中に放り込み 外に出ると 明るい日差しが 私を射る。 しばらくの間 籠の中にいつも八朔があり それが机の上で 灯火のように明るい。

    今季最後の八朔 - ururundoの雑記帳
    misaki-taku
    misaki-taku 2023/05/13
    オブジェのようにいつまでもそこに置いて見ていたいけど、でも食べなくては。食べると満足するけど減っていく。なんだか当たり前のことですが、そんな惜しさを感じる八朔の写真ですね。
  • 風は薫り 緑は輝く - ururundoの雑記帳

    風が薫ると 誰が言ったのか。 ここに住む様になって 当に風が薫るのだと実感している。 今の季節は 山の木々も 道端 野原の草も 次から次へと 途切れる事なく花は咲き続ける。 その花から溢れ出る香り。 それを喜ぶのは蜜蜂だけではない。 窓や網戸のドアから 吹き込む風の 甘い薫りに 私も喜ぶ。 緑の木々の若い葉っぱの輝きも 今の季節の贅沢だ。 風は薫り 緑は輝く。 これは じっと自然を見つめてこそ 感じられる事だ。

    風は薫り 緑は輝く - ururundoの雑記帳
    misaki-taku
    misaki-taku 2023/05/12
    まさに今の季節の、今の季節だけの、贅沢だと思います。少しでも自然の変化を見極めたくてあたふたしてしまいます(笑)
  • 野生ミツバ - ururundoの雑記帳

    野生のミツバ 野生のミツバなる物がある事を ここに住むまでは知らなかった。 その葉っぱの見事な大きさ 香り 歯応え。 おかずに緑のものがない時 小屋の周りを 一周するだけで手に入る。 屈んで 茎をプチプチを摘み かごいっぱいになれば終わり。 流水で洗い 熱湯をまわしかけ 冷水に放つ。 スーパーで買うミツバとは別物の 個性豊かなおひたし 胡麻和えになる。 茎が伸び 白い小さな花が咲くまで 楽しみとまではいかないが 野菜が足らない時の彩りに 助けてくれる。 野生ミツバたっぷりのパスタも美味しい。 醤油味で それが少し焦げるくらいが好みだ。

    野生ミツバ - ururundoの雑記帳
    misaki-taku
    misaki-taku 2023/05/10
    大きな葉になっても味に苦味やえぐ味は出てこないのでしょうか?
  • 雨が一日中降った - ururundoの雑記帳

    5月7日 一日中雨で 小屋の中にいた。 周りの山は靄で煙り 冷たい空気が風で流れている。 植物が どんどん大きくなっていくのが見える。 私は 仕舞い込んだ冬の毛糸のソックスを出し履いた。 これだけで 暖かくなる。 長を履き カーキ色のレインコートを着 水色の大きな傘をさして 外に出た。 外は雨と南風で 膝下丈のレインコートは すぐに濡れ 袖も 肩も濡れ でも 小一時間程歩いた。 小屋に帰り ドアの前で レインコートをバタバタとはたき 雨水を飛ばし 薪の燃えるストーブの 上あたりに吊るした。 雨音が今日はことさら強く聞こえる。

    雨が一日中降った - ururundoの雑記帳
    misaki-taku
    misaki-taku 2023/05/08
    しまい込んだ冬のソックスを出し、雨の外から戻ると、バタバタと雨粒を叩いてからストーブの上につるす……行動の一つ一つの記述がシンプルなのに目に浮かびます。こちらは、今朝も雨続いてます。
  • 紫色の花 - ururundoの雑記帳

    アジュガ 山にこんなに沢山の藤があるのかと 薄紫の花が咲いて やっと気づくのだ。 長い蔓を 隣の木々の枝に絡ませて あちらこちらに 咲いている。 写真を撮りたいと思うが 私のスマホでは 淡い薄紫の雲のようしか見えない。 小屋の前に 咲き始めたアジュガは 濃い青紫の花をつけ地を這い 毎年 自分の領地を広げている。 シソ科の花で毒にも薬にもなる。 うっかりと サラダの上に振りかけたりするな。 紫色の花の 静かな風情は 明るい春を謳歌する 蓮華やたんぽぽの様ではなく 知的な趣きを感じさせる。 アジュガが花びらを落とす頃 ミヤコワスレの濃い紫の花が 咲き始める。

    紫色の花 - ururundoの雑記帳
    misaki-taku
    misaki-taku 2023/05/07
    山の藤の花は思いの外長い花の房を垂れて、人の手になる園芸の藤より遥かに天真爛漫で元気に思えます。アジュガの写真は春の日差しの暖かさとなんだか鳥の声が聞こえていそうに感じました。
  • シダとアオゲラ - ururundoの雑記帳

    春が真っ盛り。 黄色 紫 白 水色 オレンジの花達 優しい緑の柔らかい葉っぱ。 そして 握り拳のようなシダ類の新芽。 かわいい! 緑の中で 赤茶色の新芽に 綿のような柔らかい葉。 このシダの葉が 緑に変わるのをちゃんと見つめ続けよう。 朝晩はまだストーブに薪をくべ 昼間は半袖のシャツでも暑い。 午後の3時くらいから キツツキがしきりと 「コンコンコンコン!」と音を立てる。 うちのあたりに棲息するキツツキはアオゲラ。 緑の羽のアオゲラは 緑啄木鳥と書く。

    シダとアオゲラ - ururundoの雑記帳
    misaki-taku
    misaki-taku 2023/05/05
    都会で見るのはコゲラ。一度、信州の砂利道でアカゲラを見ましたが、アオゲラは未遭遇。調べましたが、きれいな鳥ですね。子供の頃に、せいめいの歴史(絵本)を読んで、シダ植物がかっこいい、と思っていました。