いきものがかりが待望の4thアルバム「ハジマリノウタ」を12月23日にリリースする。このアルバムには「ふたり」「ホタルノヒカリ」「YELL」「じょいふる」「なくもんか」といったヒットシングルを含む全13曲を収録。持ち味であるポップセンスはそのままに、壮大なスケール感さえ感じさせる粒ぞろいの名曲が並べられている。 このニューアルバム発売を記念して、ナタリーでは吉岡聖恵(Vo)、水野良樹(G,リーダー)、山下穂尊(G,ハーモニカ)の3人にインタビューを敢行。大きな進化を遂げたその音楽性の秘密を深く掘り下げてみた。 取材・文/大山卓也 このアルバムで“いきものがかりのイメージ”から抜け出せた ──今回のアルバムは「ハジマリノウタ」というタイトルですが、この作品がいきものがかりにとっての新たなスタートだという意識はあったんでしょうか? 水野 そうですね。確かにアルバム3枚作り終えて「これからどうし