サラダからはじめよ/新入生のための一人飯ハック 読書猿Classic: between / beyond readers の続きである。 言ってることは面倒くさいが、やってることは簡単な、自炊の話を続けよう。 サラダに失敗はない。 なんとなれば、サラダはまだ料理ではないからだ。 すべての料理の中にサラダがあり、あらゆる料理はサラダの成れの果てである。 そしてサラダという考え方(フレームワーク)を理解することは、数十数百のレシピを知ることに匹敵する(料理の組合せ論的転回Combinatoric turn)、というのが前回のあらすじだった。 しかし自炊の道は、はじまったばかりである。 料理の四面体でいえば、我々はまだ、その最底辺にようやく取りついたに過ぎない。 (玉村豊男『料理の四面体』鎌倉書房1980→中公文庫2010) 我々はまだ火を知らない。 四面体を駆け上り、レパートリーを立体化するに
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