私の祖父は99歳。 大正、昭和、平成、令和、4つの時代を生きてきました。 祖父が20代のころには戦争がはじまり、銃撃を足に受け、負傷しながらも帰国。 その後は貧乏だったので会社勤めのかたわら、農業もして、働きどうしの人生でした。 ここ数年は認知症になり、頭の中は1歳児。 NHKのEテレを見て、デイサービスには「行ってきまぁす」と出かけ、帰ってきたら「たらいまぁ」。 時々正気に戻るけれど、謎の行動をすることも多かったです。 胃腸が丈夫だったので、亡くなる前日まで、ご飯をもりもり食べていました。 耳は全然聞こえないけれど、元気いっぱい。 まだまだ長生きしそうだねぇなんて、家族で話していたんです。 死は突然やってくる。 長生きして、大往生で、お祝いだって言われるけれど、やっぱり悲しいです。 もっと話をすればよかった。 もっと一緒にご飯を食べればよかった。 乗りたいと言っていた新幹線に乗せてあげれ