好奇心というのは厄介なものだ。 食べたことのないものがあって、それを「美味いかもしれない」などと思い始めると、そればかり考えてしまう。食べずにはいられなくなる。 僕の心をとらえたのは昆虫だった。これは厄介だ。そこいらで売ってないし、捕まえてきても家のキッチンで料理しようものなら離婚の危機だ。だからといって食べずに済ますことなどできない。だって美味しいかもしれないのだから。あー厄介だ。 というわけで、昆虫料理研究家の内山先生のイベント「昆虫食のひるべ18:虫おせちを作りましょう」に行ってきた。食べたのは次の料理だ。 アルゼンチンモリゴキブリの田作り マダガスカルゴキブリのなます 蜂の子きんとん ジョロウグモとカマキリベビーの紅白かまぼこ タガメチリソースとわさびマヨネーズの風味 サクラケムシとカイコ包みいそべ餅 虫せんべい(お土産) 「虫は美味いか」と言えばそれなりに美味い。ただし、魚介類と