フィーチャーフォンを中心に発展してきた日本の電子書籍市場だが、スマートフォン時代に入り大きな変化がみられるようになった。App Storeなどのアプリマーケットを主体とした、スマートフォン特有の電子書籍事情について解説しよう。 “ケータイ”からの継続が進まなかった電子書籍 Amazonの「Kindle」や楽天の「Kobo」など、専用端末が相次いで登場し注目を集めている電子書籍市場。だがこれまでの日本では、電子書籍の市場をけん引してきたのはフィーチャーフォン向けの電子書籍であった。 携帯キャリアやメーカー、コンテンツプロバイダーらが構成しているモバイル・コンテンツ・フォーラムの資料によると、携帯電話向けの電子書籍市場は2004年に3億円程度だったが、2010年にはその規模が516億に達するなど、急速な成長を遂げている。これはフィーチャーフォンが日本の電子書籍市場のけん引役となっていたことの裏
![無料アプリが漫画家を生む? スマホで変化するモバイル電子書籍市場](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bc66c678865e9baa4c80617b8b71a5219c4e595b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fmobile%2Farticles%2F1308%2F12%2Fl_yo_sbc11.jpg)