F主任が離脱した後も、もちろん回復期病棟でのHさんのリハビリは続きます。 しかし、心身の衰弱は進んでいく一方でした。 入院から2ヶ月半の時点で、脳腫瘍の摘出手術を受けた「B病院」へ再受診することとなりました。 前回の受診から、約1ヶ月が経過していました。 《スポンサーリンク》 12.検査の結果… 13.Hさんの気持ち 14.さいごに 12.検査の結果… B病院での検査の結果は、端的に言うと「脳浮腫の増悪を認める」というものでした。 これは、悪性髄膜腫が再び拡大しつつあることを示唆しています。 前回の受診の際には無かった所見ですが、悪性の脳腫瘍の場合、数週間で一気に状況が悪化するというのは有り得ることです。 危惧していた予測が、現実のものになりました。 この検査結果を受け、当初は再手術を目的としたB病院への転院が決定しました。 ところが、どういうわけか 「手違い(?)があった。現在空きベッド