女性の人生への「介入」に意義 キャスリーン・マッカートニー(スミスカレッジ学長) 日本だけでなく、米国でも女子大学の共学化が進んでいる。もはや女子大は時代遅れなのだろうか。米国屈指の女子大として知られるスミスカレッジの学長は、いまもまだ、女性の人生に対する「介入」には意味があると語る。 ――いまなぜ、女子大学が必要なのでしょうか。 女子大に行くということは女性の人生に対する一つの介入です。現実の社会には女性に対する偏見や差別、ハードルがまだたくさんある。でも女子大では、教授や職員たちも、すべてが女性であるあなたに関心を持ってくれる。男子学生がいないことで、差別されることのない環境が整えられています。 学生自治会の役員も、大学紙の編集長も女性。リーダーシップを取るのも、すべてが女性です。卒業生と話すと、「スミスにいる時に女性であることに自信を持てた。何をやろうとしてもできるんだという達成感を
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