視覚障害者が助けを求めて白杖(はくじょう)を掲げるポーズ「白杖SOSシグナル」を紹介した八日朝刊の記事について、読者の方々から「初めて知った」「世間に広まれば」などの反響が本紙に寄せられた。考案されて四十年近くたっても、あまり知られていなかったが、インターネットを通じて記事が拡散し続けている。関係団体は、シグナルを見ても「腕や白杖を急に引っ張らないで」と注意点を挙げながら、理解がさらに広がることを期待している。 (荘加卓嗣) 「今まで知らなかったが、これから街で見かけたら行動する。ポーズを知り、手を貸そうという動きが社会に広がっていくといい」。本紙にメールを寄せた埼玉県ふじみ野市の無職大野安雄さん(69)は話す。 約三カ月前、白杖の女性と同じ電車に乗り合わせた。女性が下車する際、手を貸さなかったことを悔やんでいるという。女性は白杖を掲げていたわけではなく、壁伝いに降りられたが、大野さんはと
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