埼玉県警察本部が所在する埼玉県庁第二庁舎(「Wikipedia」より/ブツチチ) さいたま市で小学4年生の進藤遼佑くんが殺害された事件で、同居していた32歳の義父、進藤悠介容疑者が逮捕された。 死体遺棄の容疑のようだが、遼佑くんの靴、さらに犯行に使われたとみられるひも状のものが自宅で発見されたことから、この義父が殺害にも関与していた可能性が高い。このような子殺しは、なぜ起きるのか。その動機を分析したい。 子殺しの4つのタイプ 子殺しは、その動機にもとづき、次の4つに大別される。 (1)望まぬ子供を消すための子殺し (2)慈悲による子殺し (3)配偶者への復讐のための子殺し (4)虐待の結果としての子殺し まず、(1)望まぬ子供を消すための子殺しは、非行もしくは家庭内暴力を繰り返す、もはや親に望まれなくなった子供の殺害である。あるいは、子供が経済的に重荷になるとか、新しいパートナーとの関係に