大手製薬会社ノバルティスファーマの社員が、会社が販売する白血病の薬の臨床研究に関与していた問題で、ノバルティスが設置した専門家による調査委員会が報告書を公表し、社員の研究への関与は深く、「製薬会社丸抱えの研究と言っても過言ではない」と厳しく指摘しました。 この問題は、ノバルティスファーマが販売する白血病の治療薬「タシグナ」の副作用について、東京大学病院などの医療機関が客観的な立場から調べる臨床研究に、ノバルティスの社員が社内のルールなどに違反し関わっていたものです。 ノバルティスは問題を指摘するNHKの報道を受けて、関与を認めたうえで謝罪し、外部の専門家による調査委員会を設置して詳しく調べてきました。 調査委員会が2日に公表した報告書によりますと、東大病院を担当する営業社員が中心となって、複数の社員が研究の立案からデータの解析まで研究全般に深く関与していたということです。 さらにNHKの取
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