【ベルリン=工藤武人】第2次大戦末期、英米軍による空襲で壊滅的被害を受けたドイツ東部ドレスデンで13日、空襲から70年の追悼式典が行われた。 ドイツのDPA通信によると、空襲被害の象徴である「聖母教会」での式典には、市民ら1000人以上が参列し、平和を祈念した。 ガウク独大統領は演説で、「我々は、誰が戦争を始めたかを知っている。どんな時もドイツが主導した戦争の犠牲者のことを忘れてはならない」と戒めた。 ドレスデンは、バロック様式の歴史的建造物が残り、芸術の盛んな都市。空襲は、ナチス・ドイツの敗色がすでに濃厚だった1945年2月13日から15日にかけて実施され、少なくとも2万5000人が死亡、爆弾や焼夷(しょうい)弾などで約11万5000棟の建物が破壊された。 欧州での都市を標的にした無差別空襲の代表例とされる。ほぼひと月後の同年3月10日未明には、東京大空襲が実施された。 式典会場の聖母教
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