働く女性が出産や妊娠をきっかけに、職場で嫌がらせをされたり、解雇や降格などの不当な扱いを受けたりする「マタニティ・ハラスメント」(マタハラ)。その被害女性が中心となって活動しているマタニティハラスメント対策ネットワーク(マタハラNet)は3月30日、厚労省で会見、マタハラの実態を調査した「マタハラ白書」を発表した。 それによると、マタハラが長時間労働によって引き起こされていることや、マタハラ加害者は男性ばかりではなく女性の上司や同僚も多いことがわかった。マタハラNetの代表で、3月にアメリカ国務省が選ぶ「世界の勇気ある女性賞」を受賞した小酒部(おさかべ)さやかさんは、「この調査結果を企業は受け止めてほしい」と話した。