マイナンバーカード(個人番号カード)の交付が「カード管理システム」の障害などによって遅れていることについて、総務省は平日日中のシステムへのアクセス集中時間はカード交付前の設定作業を控えるよう自治体に求めていることが2016年4月18日までに分かった。住民へのカード交付作業を優先するよう求めるものだが、自治体からは困惑の声も上がっている。 自治体が住民にカードを交付するには、地方公共団体情報システム機構(J-LIS)が運営するカード管理システムにアクセスして、自治体の担当者がカードの交付前設定をする必要がある。交付前設定には、自治体にある「市町村統合端末」の本人確認情報とカードの券面情報との照合や、カード内蔵ICチップに搭載した券面アプリケーションの情報の確認、電子証明書の利用希望の確認といった作業がある。 ところが、カード管理システムは2016年3月に平日の午前9時30分から午後12時頃や