ブックマーク / realsound.jp (78)

  • 星野源の『おげんさん』は音楽愛に溢れていた “本気”と“ゆるさ”がもたらしたバランス

    星野源のテレビ初冠番組『おげんさんといっしょ』(NHK総合)が、5月4日に放送された。「偏愛的音楽&トーク番組」として発表された同番組は、高畑充希、宮野真守、藤井隆、細野晴臣といった豪華出演者が放送前から大きな話題に。オンエアを迎えると、Twitterトレンドワードには、番組のハッシュタグ「#おげんさん」と共に、いくつもの番組関連ワードが並んだ。一度きりの特別番組ながらも、レトロかつ緻密に作り込まれたスタジオセットからは、番組の“気”を感じさせ、星野の弾き語り、ツアーも共に巡っているメンバーでのバンド生演奏、楽しさと自由に溢れたトークには彼の音楽愛が溢れていた。 星野が偏愛するアーティストとして紹介されたのが、Twitterのトレンドにもランクインしたマイケル・ジャクソンと、長男役として番組にも出演した細野晴臣だ。幼少期の頃、ムーンウォークを真似するほど星野にとってアイドルであったマイケ

    星野源の『おげんさん』は音楽愛に溢れていた “本気”と“ゆるさ”がもたらしたバランス
  • 電気グルーヴが語る、楽曲制作の流儀「悲しみや怒りを無理やり同意させるのはカッコ悪い」

    3月1日、電気グルーヴがニューアルバム『TROPICAL LOVE』をリリースする。同作は、4年ぶりのオリジナルアルバムで、ゲストに夏木マリ、KenKen(RIZE、 Dragon Ash,、LIFE IS GROOVE)、トミタ栞らが参加した。 今回の制作にあたり、石野卓球とピエール瀧は3日間の合宿を行い、歌録り以外のほとんどを、Mac音楽制作ソフトGarageBandで作っていったという。そうして完成した『TROPICAL LOVE』は、電気グルーヴの“最高傑作”であると、以下のインタビューの中で石野卓球は語っている。2015年年末から2016年にかけて公開され、ファン以外からも大きな反響のあったドキュメンタリー映画『DENKI GROOVE THE MOVIE? 〜石野卓球とピエール瀧〜』を経た、今の電気グルーヴのモードとは。ふたりに話を訊いた。(編集部) 「間違いなく最高傑作だと

    電気グルーヴが語る、楽曲制作の流儀「悲しみや怒りを無理やり同意させるのはカッコ悪い」
  • 井上陽水、「夢の中へ」シングルで再リリース カップリングには『ブラタモリ』テーマ曲も

    井上陽水が、1973年に発売したヒット曲「夢の中へ」をシングルCDとして2月15日に再リリースすることを発表した。 同曲は、数々のドラマ主題歌やCMソングとなった楽曲。今回の再販売に伴い、NYスターリングサウンドの巨匠エンジニア、テッド・ジェンセンがリマスターを手掛けた。また、2017年1月22日からスタートする松坂桃李主演のドラマ『視覚探偵 日暮旅人』(日テレビ系)にオープニングテーマとしてオンエアされることも決定している。 カップリングにはNHK『ブラタモリ』オープニングテーマ「女神」と、エンディングテーマ「瞬き」を収録。さらに、初回限定盤のみボーナストラックとして今年行われた『井上陽水 コンサート2016秋「UNITED COVER 2」』より、ライブ音源を6曲収録する予定となっている。 (撮影=三浦憲治) ■リリース情報 井上陽水『夢の中へ』 2017年2月15日(水) 初回限定

    井上陽水、「夢の中へ」シングルで再リリース カップリングには『ブラタモリ』テーマ曲も
  • “何も語らなかった”SMAPの願いーー『SMAP×SMAP』最終回に感じたこと

    12月26日、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)のスペシャル番組が放送され、20年9カ月の歴史に幕を下ろした。内容は、約5時間にわたって過去に放送された映像を振り返ったもの。そして、事前収録された「世界に一つだけの花」のラストステージのみだった。この時間から何が生まれるのだろうか。タモリがゲスト出演して「乾杯したらもう仲良し」とメンバーがみんな笑顔で終わった先週のオンエアのほうが、最終回にふさわしかったのではないか、そんな気持ちを抱きながら番組を眺めていた。 だが、過去の映像から見えたものもあった。SMAPを思うとき中居正広は、カメラの前でも顔をくしゃくしゃにして泣いていたこと。中居が涙で声をつまらせると木村拓哉は、すぐにトークを繋いでいたこと。中居の涙につられて草なぎ剛は、すぐにもらい泣きをしていたこと。草なぎが目を赤くすれば香取慎吾は、肩を抱いたり頭を叩いたりして茶化していたこと。

    “何も語らなかった”SMAPの願いーー『SMAP×SMAP』最終回に感じたこと
  • 『真田丸』は壮大なラブストーリーだ! 結末を知りながらも見守りたい、三谷脚本の凄さ

    若手の脚家・演出家として活躍する登米裕一が、気になる俳優やドラマ・映画について日常的な視点から考察する連載企画。第15回は、最終回目前となったNHK大河ドラマ『真田丸』について。(編集部/メイン写真=提供NHK) NHK大河ドラマ『真田丸』が好調なまま終盤を迎えている。作は普段、大河ドラマを見ない若年層からも人気があるようで、今見ているドラマを尋ねると『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日テレビ系)と『逃げるは恥だが役に立つ』(TBSテレビ)に続いて、『真田丸』と答える声をよく聞く。 なぜ作は、幅広い層から支持されているのだろうか。一見すると、『真田丸』と他の二作はまったくの別ジャンルに思えるが、広い意味ではどれも非常に優れたラブストーリーだからではないかと考えている。 ラブストーリーは、基的にカップルが「別れるまで」か「付き合うまで」を描く。そして、面白いドラマであればある

    『真田丸』は壮大なラブストーリーだ! 結末を知りながらも見守りたい、三谷脚本の凄さ
  • 宇多田ヒカルとの“距離”の近さを体感ーーネットイベント『30代はほどほど。』の楽しみ方

    2016年の音楽シーンは、VRの存在感が海外アーティストの試みによって表れ始めた一年だった。アンダーワールドは3月に渋谷パルコでイベントを開催し、VRを用いたライブストリーミングを行った。ビョークは11月に日科学未来館にて開催したイベントで自身のアルバム『Vulnicura』をVR作品化・体験できるようにするなど、それぞれの新たな映像表現が大きな話題を呼んだ。 そして、日のアーティストがVRを活用することも少しずつ増えてきている。宇多田ヒカルが自身のデビュー記念日12月9日21時より開催するネットイベント『30代はほどほど。』もその一例だ。開催が迫った今、改めてイベントの概要と楽しみ方についてデジタル音楽ジャーナリストのジェイ・コウガミ氏に話を訊いた。 「これは、3DVRと2Dマルチアングルの同時生中継という国内初の試みによるネットイベントです。2Dの通常中継を合わせると、ユーザーは

    宇多田ヒカルとの“距離”の近さを体感ーーネットイベント『30代はほどほど。』の楽しみ方
  • 宇多田ヒカルが行う、配信放送の新たな試みーー国内初3DVR/2D生中継イベントへの期待

    今の高校生・大学生は17年前の「Automatic」フィーバーを知らない世代。彼らからみたら、宇多田ヒカルは「人間活動のために休業していたアーティスト」と映るのだろうか。そして、その6年という休業期間を経て、去る9月下旬にリリースされたニューアルバム『Fantôme』はどのように映ったのだろうか。 多くのメディアが取り上げたように、今作にはCDの購入特典はなく、街貼りの大きなビルボードにも詳細は記されていない。しかし、人がメディアに登場せずとも、楽曲の力のみでロングセラーのシングルを生み出したことから期待できる大作感。近年感じていた音楽像と何かが違う――そう感じた瞬間があったのではないだろうか? 我々にとっても音楽来の在り方まで考えさせる作品となっていたはずだ。結果的に、発売後は海外でのチャートアクションや、自身初のオリコン4週連続1位も獲得。現在、累計で約90万枚を記録し、今もなお上

    宇多田ヒカルが行う、配信放送の新たな試みーー国内初3DVR/2D生中継イベントへの期待
  • 「SNSの時代」が作ったヒット? 全国63館『この世界の片隅に』が異例のトップ10入り

    先週末の動員ランキング1位は、これで通算11週目の1位となった『君の名は。』。土日2日間の動員は19万人、興収は2億5900万円と、数字こそ落ち着いてきたものの、累計では既に185億円を突破。ちょっと気の早い話だが、これから年末にかけて2016年の出来事を振り返るような企画の際にも欠かすことのできないトピックだけに、ここまでくれば興収200億円の大台突破も確実だろう。 一方、『君の名は。』の現状の数字ならば来1位奪取してもおかしくなかった『ミュージアム』は土日2日間で動員18万人、興収2億4400万円で2位、『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』は同じく土日2日間で動員14万人、興収1億9000万円で3位となった。 特に、これまでだったら初登場1位が鉄板のトム・クルーズ主演作品(しかもお約束の来日プロモーションもあった)にもかかわらず、3位に終わった『ジャック・リーチャー

    「SNSの時代」が作ったヒット? 全国63館『この世界の片隅に』が異例のトップ10入り
  • 魔法少女になり隊、9月にソニー・ミュージックレコーズからメジャーデビュー決定

    魔法少女になり隊が、2016年9月21日にシングル『KI-RA-RI』で<ソニー・ミュージックレコーズ>からメジャーデビューすることを発表した。 同バンドは、“ラウドでポップでファンタジーなRPG系バンド”として活動。ボーカルの火寺バジルは、「魔女のおにぎりを勝手にべて、しゃべれなくなる呪いをかけられ」ており、仲間であるgari、ウイ・ビトン、明治と、歌を武器に自身の呪いを解くために冒険している。 今回の発表は、日7月1日に原宿Astro Hallで開催された『魔法少女になり隊 ワンマンツアー 2016~わたし、魔法少女になりたい!~』のファイナル公演でメンバーからアナウンスされたもの。11曲の演奏を終えたバンドが一度退場したあと、スクリーンにはバンド結成秘話の映像が映し出され、その後「重大発表 2016年9月21日メジャーデビュー決定」の文字が表れると、観客からの熱い反応を受け、メン

    魔法少女になり隊、9月にソニー・ミュージックレコーズからメジャーデビュー決定
  • オリラジの「PERFECT HUMAN」なぜ流行? ダンスミュージックとお笑いの“合流地点”を読む

    お笑いコンビ・オリエンタルラジオを擁するダンス&ボーカルグループRADIO FISHの「PERFECT HUMAN」がiTunes総合ランキングで1位を獲得し、現在若者を中心に話題を呼んでいる。 RADIO FISHは、オリエンタルラジオの中田敦彦、藤森慎吾、中田の実の弟でありダンサーのFISHBOYとShow-hey、SHiN、つとむで構成されたプロジェクトグループ。2015年3月18日にオリジナル楽曲「STAR」でデビューを果たしていた。 これまでに数々の“リズムネタ”と呼ばれるものが流行してきた中で、なぜこれほどまでに「PERFECT HUMAN」がブームとなっているのか。2015年3月に自身のブログに『「ラッスンゴレライ」はどこが面白かったのか』を掲載して話題を呼んだ音楽ジャーナリストの柴那典氏は、芸人と音楽の接点を次のように解説する。 「リズムネタというジャンル自体は新しいもので

    オリラジの「PERFECT HUMAN」なぜ流行? ダンスミュージックとお笑いの“合流地点”を読む
  • 2015年の音楽シーンはどう変容したか? クラムボン・ミト、柴那典、金子厚武が語り尽くす

    2015年は大型のサブスクリプション(定額)音楽配信サービスが出揃った一年であり、海外においてもアデルの爆発的ヒット、グラミー賞ノミネート作品の変化など、様々なトピックが見られた。リアルサウンドでは、クラムボン・ミト氏のインタビュー【クラムボン・ミトが語る、バンド活動への危機意識「楽曲の強度を上げないと戦えない」】が大きな反響を呼んだことを受け、彼に2015年の音楽シーンを総括してもらうことに。対談相手として柴那典氏と金子厚武氏を招き、アーティスト・ジャーナリストそれぞれの立場から振り返ってもらった。 「サブスクリプションによって『音楽そのもの』が担保される」(金子) ――まず、みなさんは2015年の音楽業界にどういう印象を抱きましたか。 柴 那典(以下、柴):5年前くらいから喧伝されていた「音楽が売れない/若者の音楽離れ」みたいな風潮が薄れてきているような感覚を覚えています。CDだけでは

    2015年の音楽シーンはどう変容したか? クラムボン・ミト、柴那典、金子厚武が語り尽くす
  • 石野卓球とピエール瀧が明かす、電気グルーヴの四半世紀「『N.O.』は今歌っても恥ずかしくない」

    『DENKI GROOVE THE MOVIE?』 石野卓球とピエール瀧インタビュー 2015.12.21 17:30 テレビやラジオや各雑誌やウェブ等のメディア、それも朝のワイドショーや『SMAP×SMAP』にも出演するなど、ドキュメンタリー映画『DENKI GROOVE THE MOVIE? -石野卓球とピエール瀧-』の公開が、ファンを超えたスケールで注目を集めている電気グルーヴ。1989年の結成から2014年のフジ・ロック・フェスティバル出演&ライジング・サン・ロック・フェス出演&ツアー「塗糞祭」まで、25年分の膨大な映像を2時間弱にまとめて電気の歴史を描いたのは、『モテキ』『バクマン。』などのヒット作も、『恋の渦』のようなカルトな傑作も同時に生みつつ活躍中の「東洋一メジャーとアンダーグラウンドの境目のない監督」大根仁。電気に出会ったことで自分の人生が変わってしまったことを自覚してい

    石野卓球とピエール瀧が明かす、電気グルーヴの四半世紀「『N.O.』は今歌っても恥ずかしくない」
  • スチャダラパーが語る“味”ありきのヒップホップ論「カッコよくするだけだったら誰でもできる」

    2015年にデビュー25周年を迎えるスチャダラパーのニューアルバム『1212』が、スチャダラパーとSPACE SHOWER MUSICによる新レーベル「ZENRYO RECORDS」から1月28日にリリースされる。同作は、2009年リリースの『11』以来、約6年ぶりとなるオリジナルアルバム。新曲群に加え、チャットモンチーとのユニット“スチャットモンチー”による「M4EVER」や、清水ミチコとの共作曲「Off The Wall」、ロボ宙とかせきさいだぁを迎えた「ワープトンネル」など、インディーズ活動の中で自主制作盤として発売した楽曲からピックアップしたものが収録されている。今回リアルサウンドでは、スチャダラパーにインタビューを実施。聞き手には、10年ぶりのスチャダラパー取材という音楽評論家の小野島大氏を迎え、インディーズ活動を通して味わった体験やスチャ流ヒップホップのあり方、今後の展開などを

    スチャダラパーが語る“味”ありきのヒップホップ論「カッコよくするだけだったら誰でもできる」
    miyagaa-38
    miyagaa-38 2015/01/28
    ポンキッキーズ 小沢健二 ZIPのアニメ
  • ホルモンとももクロの共通点とは? マキタスポーツが「人気曲の構造」を分析

    ミュージシャン、俳優などでも活躍するマキタスポーツ氏のインタビュー後編。前編【「ポップスには種も仕掛けもある」マキタスポーツが語る“ヒット曲の法則”】で、J-POPを構造分析し始めた理由、パクリ問題について語ってもらった。後編ではマキタ氏ならではの視点から、構造分析をうまく理解できていると思うミュージシャンについてや、現代の音楽シーンについて語ってもらった。 ――問題提議をしていくなかで、構造を理解して上手く作っているなと思っているミュージシャンとは? マキタ:凄いなって思うのはマキシマム ザ ホルモン。彼らがやっているのはハードコアやメタルと呼ばれる音楽なんですけど、その構造を分解して、うまく組み合わせることで、J-POPにしてるんですよね。だからデスボイスの入る曲がチャートで1位になっている(笑)。 彼らの曲はアトラクション性が豊かで、みんなが楽しめる。ヘドバンをする時間とかも顧客のた

    ホルモンとももクロの共通点とは? マキタスポーツが「人気曲の構造」を分析
  • BUMP、冨田勲、渋谷慶一郎……初音ミクと大物アーティストがコラボする意義とは?

    BUMP OF CHICKENと初音ミクとのデュエット・バージョンによる新曲「ray」のミュージックビデオがバンドの特設サイトにて公開され、大きな反響を呼んでいる。 この曲は、ニューアルバム『RAY』の収録曲「ray」の別バージョン。初音ミクの歌声プログラミングはkz(livetune)が、ミュージックビデオの監督は東市篤憲(A4A)が担当し、リアルタイムでバンドと初音ミクの共演が実現した。 両者のファンは勿論、広く音楽ファンにも衝撃を持って受け止められたこのコラボレーション。YouTubeのコメント欄やツイッターの反響を見る限りでは、かなり賛否両論の反応も巻き起こしてもいるようだ。そこで、この原稿では、BUMP OF CHICKENと初音ミク、その両方の流れを追ってきた人間として、この「異色のコラボ」が、いかに必然的な結びつきだったのかを解説したい。 まずはBUMP OF CHICKEN

    BUMP、冨田勲、渋谷慶一郎……初音ミクと大物アーティストがコラボする意義とは?
  • 声優の音楽作品の評価が高まっているのはなぜ? 『本人先行型』が普及した背景

    声優の音楽作品の評価が高まっている。昨年は、花澤香菜が渋谷系~ポスト渋谷系アーティストである、北川勝利、中塚武、カジヒデキ、ミト(クラムボン)らを迎えてのファーストアルバム『claire』を制作。竹達彩奈は、沖井礼二、筒美京平、奥華子や末光篤、川真琴にいしわたり淳治らを迎えた『apple symphony』をリリースした。このように、他ジャンルのアーティストとコラボレーションすることで、作品が評価される声優は少なくない。中には、水樹奈々のように、アーティストとしての活動が大成功するロールモデルも現れている。 今年に入ってからは、上坂すみれが3月5日にリリースする『パララックス・ビュー』では、大槻ケンヂが作詞で参加したほか、3月12日に発売を控えた堀江由衣の新作『The▽World's▽End』(▽はハートマーク)では、清竜人が全楽曲の作曲を手掛けている。さらに、先述の花澤香菜が、北川勝利

    声優の音楽作品の評価が高まっているのはなぜ? 『本人先行型』が普及した背景
  • 「小室哲哉は地方のマーケットを見抜いた」速水健朗がJPOP激動期としての90年代を分析

    TRF『TRF 20th Anniversary BEST SINGLE Collection × EZ DO DANCERCIZE (ALBUM+DVD)』(avex trax) 先日、新著となる『1995年』を出版した速水健朗氏。同書では戦後史の転機となったこの年の出来事を政治・経済・社会・文化と「横に読むこと」に試みている。前回のインタビュー『速水健朗が語る"1995年”の音楽シーン「中間的な領域に面白い音楽がたくさんあった」』では当時の東京における音楽シーンについて語ってくれた彼に、今回は地方の状況とヒットチャートの関わりについての話を中心に訊いた。 ――1995年に最も売れたシングルはDREAMS COME TRUEの『LOVE LOVE LOVE』でした。 速水健朗(以下、速水):ドリカムは出てきたときと売れてきたときで印象が異なる存在で、「うれしはずかし朝帰り」で出てきた時は

    「小室哲哉は地方のマーケットを見抜いた」速水健朗がJPOP激動期としての90年代を分析
  • 【お知らせ】1月1日掲載の紅白に関する記事について

    1月1日に当サイトに掲載した記事「紅白の“真の優勝者”は綾瀬はるかだった!? どこよりも早い全曲レビュー」(山口真木氏執筆)に対し、多くのご意見・ご批判を頂きました件につきまして、編集部よりご説明をさせていただきます。 まずは、当記事内にて批評対象となる出演者を「見ていない」「(曲を)知らない」とした記述について、音楽レビューサイトとして誠実さに欠ける内容であったこと、深くお詫び申し上げます。 結果として、多くの読者の皆様を困惑させたことは、編集部における記事内容の精査が不十分であったと反省しております。この内容を受け、筆者とも相談の上で、記事公開を取り止める運びとなりました。 リアルサウンドでは今回のご批判を真摯に受け止め、今後の記事内容に反映させていく所存です。これからも何卒よろしくお願い申し上げます。 (リアルサウンド編集部)

    【お知らせ】1月1日掲載の紅白に関する記事について