自民、公明両党は18日午前、東京都内で幹事長、国会対策委員長が会談し、集団的自衛権の行使容認を巡る閣議決定について、今国会中の合意を見送る方針で一致した。 今後、幹事長間で協議の加速を図っていくことも確認した。 会談では、井上公明党幹事長が、「党内の理解を得られるよう最大限努力しているが、今国会中の合意は難しい」と述べた。これに対し、石破自民党幹事長は、「自民党として会期内をお願いしているが、公明党が了承してくれなければ会期内にできることではない」と理解を示し、22日までの今国会会期中に与党合意を得て閣議決定するのは難しいとの認識を確認した。 石破氏は会談後、記者団に「公明党内で、精力的に真摯(しんし)な議論を続けていただいている。その行方をみながら日程感を作っていきたい」と語った。