ハブにマングース、アブラムシにテントウムシ。松井秀喜に遠山奬志で、サッカー日本代表にはティム・ケーヒルか。天敵といえばさまざまなものが思い浮かぶが、錦織圭に対するジョコビッチ(セルビア)もその1つだろう。 【写真】2014年9月、全米オープン準決勝でジョコビッチを下した錦織 直近の対戦となった今年5月のマドリード・オープンで錦織は言っていた。「ジョコとやる時はパターンが決まっているというか、弱いところを結構突かれる気がする。そういうことができる選手だし、自分のことを分かっている選手の1人でもある」 最後にジョコビッチに勝ったのは14年全米オープンで、もう4年近く負けっぱなし。12連敗とあってはぐうの音も出ない。ジョコビッチに突かれる弱点は一体何なのだろう。 「走らされてフォアの高いところを突かれると弱いよね」と語るのは元デビス杯監督の竹内映二氏だ。 「圭はバックのクロスラリーでポイントを組