グローバル化やIT化など、国際的に社会環境の変化が加速する中で、既存の知識を身につけるだけでなく、環境に柔軟に適応し、学び続け、課題を解決しようとする姿勢や力が必要と考えられるようになっています。そして、そのような力を幼児期から育むことの重要性が、世界的に注目されています。 ベネッセ教育総合研究所では、この姿勢や力を《学びに向かう力》として、2012年より、年少期から毎年、縦断調査を行ってきました。そのなかで、《学びに向かう力(非認知的スキル)》の形成のプロセスと、《生活習慣》や、《文字・数・思考(認知的スキル)》の相互影響の様子、保護者のかかわりの影響について明らかにしてきました。 2017年、研究対象を国外に広げ、社会文化的に異なる環境に暮らす幼児の《学びに向かう力》の発達状況と保護者のかかわりを把握することを目的に、日本・中国・インドネシア・フィンランドで調査を行いました。尺度は、2
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