自分の能力はいまどんな感じなのか?と考えて,ライバルと自分の能力を比べよう,となったときに,ライバルに圧勝している人はいないと思う.いたらライバルとして役に立たないため. 僕だったら,会社の同僚とか,インターネットの友達とかを思い浮かべる.その同僚や友達たちの,それぞれ,この人はこういう部分が誰にも負けず得意だな,というのを考えていく.そうすると,ライバルを選ぶ時点で強い人を思い浮かべているので,全ての点で負けしていることになる. 全然だめで,自分にはなにもできず,まるで詐欺師のように感じてしまうのだけど,そうではない. ライバルたちが分散して持っている属性が架空の人格にバインドされて,最強の人間として君臨しているけど,実際にそのような人物はいない.蝶のように舞う人間と,蜂のように刺す人間がいるときに,その特徴が合成されて,蝶のように舞い蜂のように刺す最強の人間がいるような錯覚をしているこ