森永製菓「大粒ラムネ」が売れ続けている。2018年3月の発売から1か月足らずで年間販売計画数量を売り切り休売に。同年10月に全国で販売を再開した後も売り上げを伸ばしているという。発売以来45年変わらず売れ続けた通常の「ラムネ」が突如ブレークしたことで開発した。ブームの背景に迫る。 日経トレンディ「2019年ヒット商品ベスト30」15位に「大粒ラムネ」が選ばれた。「集中力アップにはブドウ糖」の意識が社会人にも定着した同商品はなぜ成功したのか。ヒットの軌跡を追った。(2019年11月1日追記) 大粒ラムネは、飲料ラムネの瓶を模した容器に入った通常の「森永ラムネ」より粒の大きさが1.5倍になったパウチ入りの商品だ。通常のラムネと原材料は同じで、ブドウ糖が90%配合されている。通常ラムネのターゲット層は子供に買い与える30~40代の主婦だが、大粒ラムネは通常ラムネの自己消費が近年急増していた40代
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