DNSのIPv6化には2つの意味がある 一口に「DNSをIPv6対応させる」といっても、2つの意味がある。1つはDNSでホスト名からIPv6アドレスを引くことができるようになる意味で、もう1つはDNSサーバへの通信をIPv6で行うことができるようになるという意味である(図2)。 前者はIPv6ネットワークで最低限必要なものだが(そうでないと40文字近いIPv6アドレスをべた書きしないとならない)、後者はIPv4ネットワークが残っていれば必須ではない。そこで本稿では前者を中心に説明する。 後者は「IPv6トランスポート対応」のDNSサーバを用いれば、何もしなくても実現可能である(後述)。 DNSサーバの準備 まずは普通にIPv4のサービスを行うDNSサーバを立てる必要がある。IPv4のDNSサーバ設定に関しては連載:DNSの仕組みと運用を参照いただくことにして、本稿ではIPv6のDNSサーバ
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