8月24日、日経平均株価が急落し1万9000円を割り込んだ。不安になっている人もいるかもしれない。しかし、2万833円をピークにどん底まで下落した15年前のITバブル時とはいくつも異なる点があり、むしろ今の株価には割安感すらあるのが実情だ。その理由とは? PERもPBRも配当利回りも すべての指標で日経平均は割安! 今の日本株の水準がバブルと言えるのかどうか、過去20年の値動きと比較して考えていこう。そうすれば、バブルではないことがすぐにわかるはずだ。 「2000年4月に日経平均が2万833円をつけた時点の東証1部の平均PERは約40倍に達していたが、現在は16倍台にすぎない。過去に高値をつけた局面と比較して、現状の日本株は割安と言える」 と語るのは楽天証券経済研究所所長の窪田真之さん。 ちなみに89年末に3万8915円の史上最高値をつけた当時の日経平均PERは約62倍だった。 「仮に今か