「妻の不倫相手にこれから会いに行く」「弟とセックスしてしまった」など、掲示板系サイトに書かれる相談や体験談の一部は、実話でなく趣味で創作エピソードを投稿して読者を釣る「釣り師」といわれる人間たちの活動である――。 こうした事実が明らかにされている『2ch、発言小町、はてな、ヤフトピ ネット釣り師が人々をとりこにする手口はこんなに凄い』(KADOKAWA アスキー・メディアワークス/Hagex)。本書には、そんな「釣り師」たちがなぜ釣りを行うのか、釣りであることをどこで見極めるか、などをはじめ、実際に釣り師へのインタビューも掲載されている。 本書は「釣り」というニッチなテーマを掲げているように見える一方、「いかにデマに踊らされないか」「釣られないか」「インターネットにはどのような悪意があるのか」について学ぶことができ、ネットリテラシーを高めるための1冊でもある。 ネット黎明期からのネットウォ
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