僕は若くは無い。そんな僕が歌うことに対して、世の中に「需要」が無いことは、ただでさえ「音楽市場」が縮小し続ける中では、まさに「現実」としか言いようが無い。「歌う」ことだけで食べていけるほど、甘くは無いことはよくわかっている。 ただ、どうしても僕の中に湧き上がる「反発」を、どう捉えればいいのか。冷静に現実を見る「目」も必要だが、湧き上がる「衝動」を抑え込んでしまうことも、違う気がしている。 稼ぐ、つまり「ビジネス」として考えた時に、「歌」でやってゆくというのは普通「メジャーデビュー」するカタチを取る必要がある。それによって、マネージメントを委ねることができ、売るための「戦略」的な部分は、その道のプロがやってくれる代わりに、自分は「歌」に専念できるというのが「建前」だ。 だが、「その道のプロ」が上手くやれていないからこそ、「縮小」という現実があることも確かだろう。景気の衰退も見逃せない要素だし