僕はこの問いかけが苦手だ。 「なにをしていたんだ?」「どこに行っていたんだ」などなど (「なんでそんな髪にしている?」「おまえの生活はどうなっているんだ?」「なんでそんなことをするんだ?」etc.) 今でさえそうなのだから、子どもの時に言われれば辟易する。*1 この問いかけをされると、たとえ正しい答えを言ったとしても、気分がよくない。「友達と遊んでいたんだよ」と答えても落ち着かない。本当にそうであっても、内面をぐるりと覗かれている気がする。人に言えないような行為をしていたときであっても、そうでなくても、感じる視線は同じだ。「その隠しているものを出せ、見せてみろ」という視線。 こういうことを親から言われても適当に答えられる友達が不思議だった。今も不思議だ。実際は平気ではなかったのかな? ところで「内面」というのは、恥ずかしいものだ。だいたいが言葉にできない思いから成り立っているのだから当然だ