自助努力と自己責任 昨日、「アリとキリギリス」でググってみて、出て来た数の多さに驚いた。日本人は「アリとキリギリス」が大好きだった‥‥(お笑いコンビでもいるくらいで)。 「アリとキリギリス」を巡っての日本人論というサイトの中のこのページに、「アリとキリギリス」をはじめとするイソップの寓話は、「奴隷の道徳」であるという話が引用として出て来る。この論の筆者はそれに全面的には賛成してないが、引用されている文章は以下のようなもの。 およそ、寓話は動物などの性格・行為に託して道徳的教訓を与えるところに、他の物語類と異る点があると思われるが、この『イソップ寓話集』のうちに見られる道徳的教訓はギリシア民衆一般の日常の道徳的教訓であり、処世術である。その主眼とするところは、如何にすれば人は安穏に幸福にこの世を過ごせるかということである。そのためには友人に忠実であれとか、御恩を忘れるなとか、運命を諦めよとか