ノープラン日記 - 小鹿
いま日記を書こうとがんばっているところです。特に日記に書くことがないのでがんばらないといけない。常に命を狙われ続けるスパイだったら日記に書くことくらいたくさんあるだろうと思われるかもしれませんが、意外と日記に書くようなことなど起きないもんですよ。例えば今日一日の行動を思い出してみます。起床→インターネット→食事→国家機密→コンビニ→インターネット→就寝といった感じです。まったく平凡すぎる。私もスパイなりたての頃は夢も希望もありましたけど、正直いまはこのままスパイなんてやってていいのかなと疑問を感じています。毎日毎日同じことの繰り返し。わー国家機密だー、わーわー、はーいそれ国家機密ー。えーこっちは国家機密ちゃうんですかー、国家機密にしちゃいましょうよー、わーわー、はーいじゃあそれも国家機密ー。もうずっとそれ。まあでも、再就職とか厳しいんですよね、この業界。元スパイとか言うとそれだけでお断りみ
瞳 - 小鹿
こんにちは。人が近くにいるとおしっこが出ないよ。 個室？ もちろん大好きさ。君の瞳と同じくらいね。ずっと見てるとその瞳に吸い込まれそうだ。そうそう、吸い込まれるといえば個室でおしっこをするとき君はどうやってる？ 僕はもちろん水面と陶器面の境界のちょっとだけ陶器側を狙っているよ。なぜかって？ だって水を直接狙うと水がはねるし、陶器を狙うとおしっこがはねるだろう。僕は、陶器面に対するおしっこの入射角を少なくしておしっこのはねを最小限にすること、陶器面ではねたおしっこが全て便器内に収まるようにすること、そしてはねたおしっこがなるべく水面を乱さないよう常に軌道を調節すること、その3つを心がけている。ただ、誤解してほしくないんだけど、僕は衛生面を考えてそうしてるわけじゃない。おしっこが音もなく便器に吸い込まれる様が見たいだけなんだ。僕は、おしっこに対して常に真剣でありたいだけなんだよ。え？ 君は座る
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