タグ

ブックマーク / kai8787.hatenablog.com (9)

  • もしも寿命がわかったら……。 - kai8787の日記

    自分の寿命がわかったら、人はどうするだろう。映画『神様メール』の主要テーマだ。 ブリュッセルのアパートメントで暮らすエアは父親である神によって、10才になってもアパートメントから一歩も外に出ていない。 父は最悪の神で、人間に災厄をもたらしては嬉々としたり、家族にも横暴なふるまいをする。エアも体罰を受けている。 ある日、父の目を盗んで外の世界に逃げる決意をしたエアは、人間のためを思い、寿命を記したメールを一斉に送信する。 困惑する人間界に行き着いたエアは新・新訳聖書を作るべく、適当に選んだ6人の使徒を探し始める。 神様メール [DVD] 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2016/10/19メディア: DVDこの商品を含むブログ (3件) を見る神様メール(字幕版) 発売日: 2016/10/19メディア: Amazonビデオこの商品を含むブログ (1件) を見る神

    もしも寿命がわかったら……。 - kai8787の日記
    mizuwariwde
    mizuwariwde 2017/04/27
    死に向かって行きていくというか、運命というか…
  • パンクな話に元気をもらい、そしてびびる - kai8787の日記

    物わかりのいい子、家族の調整役、それが私の役まわりだった。だから、ときどき、盛大におもちゃ屋で駄々をこねる兄や、私をひっぱりまわして何軒もショップをまわり自分が納得するまで絶対服を買おうとしない妹の、バイタリティあふれる自己主張がまぶしかった。 栗原康『村に火をつけ、白痴になれ』は単なる評伝ではなく、過激でパンクな伊藤野枝賛歌だ。伊藤野枝は「大正時代のアナキストであり、ウーマンリブの元祖ともいわれている思想家だが、1923年9月、関東大震災のどさくさにまぎれて、恋人の大杉栄、おいっ子の橘宗一とともに憲兵隊の手にかかって殺されてしまった」女性である。 読み始めたとき、岩波書店だし、政治学者が書いただと聞いていたので、すごく固いじゃないかと思っていたが、もう全然ちがった。荒削りな文章とパンキッシュな言葉の海だ。 ちょっと目次から拾ってみると、こんな感じである。「もはやジェンダーはない、ある

    パンクな話に元気をもらい、そしてびびる - kai8787の日記
    mizuwariwde
    mizuwariwde 2017/03/19
    読んでみる。
  • 翻訳って奥が深いんですね。 - kai8787の日記

    前に、村上春樹の翻訳は村上春樹臭が漂っていて……とか書いたのだけど、 【の記録・感想】ふと再会してみたくなる - kai8787の日記 それは『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の冒頭を読んだだけの印象だったので、トルーマン・カポーティ『ティファニーで朝を』を村上春樹の翻訳で読んでみた。 すんなり入ってくる。わかりやすい。翻訳でこんなに違うものなのかとびっくりした。 例えば、この部分。語り手の「僕」とヒロインのホリー・ゴライトリーの会話。 瀧口直太郎訳(太字は傍点を表す) 「あのブルースと同じやつだろう?」(訳注 ブルースは「青」にかけて。他に「憂症」の意味もある) 「ちがうわ」と彼女はゆっくりいった。「ブルースはお腹があんまりいっぱいになったり、雨が降りすぎたりすると起るのよ。ただ哀しいだけのこと。ところが、あのいやな赤ときたら、まったくぞっとするわ。何かに恐れ、汗水流して働くんだけど

    翻訳って奥が深いんですね。 - kai8787の日記
    mizuwariwde
    mizuwariwde 2017/03/13
    その人の感性で変わってしまうのですかね?興味深い。
  • 辞書っておもろいんですね【恋愛】 - kai8787の日記

    辞書っていうと、やはり高校生の頃に一番よく使っていたかなぁ。私のはセキセインコにかじられてボロボロになっていた。友だちには調べた英単語にマーカーで印をつけてピンク色になってるコや、辞書を1枚1枚くしゃくしゃにすると引きやすくなると教えてくれるコもいて、何だか懐かしい。 サンキュータツオ『学校では教えてくれない!国語辞典の遊び方』は、辞書の奥深さを教えてくれる。 例えば、新明解国語辞典での恋愛の項がおもしろい。 れんあい【恋愛】 初版 一組の男女が相互にひかれ、ほかの異性をさしおいて最高の存在としてとらえ、毎日会わないではいられなくなること。 毎日会わないではいられないって、すごいな。これが版を重ねるごとに変わっていき、第五版になると、バージョンアップがはなはだしく、こうなる。 (第五版) 特定の異性に特別の愛情をいだき、高揚した気分で、二人だけで一緒にいたい、精神的な一体感を分かち合いたい

    辞書っておもろいんですね【恋愛】 - kai8787の日記
    mizuwariwde
    mizuwariwde 2017/03/09
    辞書も真面目にじわじわとくる面白さがある。
  • 書くことで失われるもの - kai8787の日記

    フランツ・カフカは迷う人である。を出したいと思いながら、出版が決まりそうになるとやっぱり出したくないと思ったり、結婚を申し込んだ女性から承諾されると、自分がいかに結婚生活に向いていないかを延々と手紙に書くといったぐあいに。 迷い続ける=決断できないというのは、一見短所のように思うけれど、それは妥協しない強さでもある。 頭木弘樹『カフカはなぜ自殺しなかったのか?弱いからこそわかること』では、カフカの手紙や日記を年代順に追いながら、死にたいと苦しみながらも自殺未遂も起こさずに生き抜いたカフカの人生を振り返っていく。 カフカが持ちこたえたのは、書いていたからというのもあるんじゃないだろうか。特に手紙は、恋人に対して毎日書いていたようだ(そして少なからず彼女からの返信もあった)。日記が小説のきっかけになることもあり、彼の才能を信じて後押ししてくれる作家の友人もいた。 こう書いてしまうと、あっけな

    書くことで失われるもの - kai8787の日記
    mizuwariwde
    mizuwariwde 2017/03/07
    学生時代、カフカの『変身』を読んで不思議な気持ちになった。
  • 感情の穴に落ちたときには - kai8787の日記

    私はどちらかというと悲観的な人間だ。ただ、割りと単純な性格なので日々のちょっとした幸せを感じて、将来の不安をまぎらわして生きている。 楽観的とか悲観的な性格というのは、やはり生来のものなのだろうか。若くてエネルギーに満ちていても悲観的な人はいるし。 楽観的な人には根拠のない自信がある。今日とか明日とか、せいぜい一週間くらいのことを思って生きている人が多いと思う。 反対に悲観的な人間というのは、先のことまで考え過ぎてしまう。一見何かしら根拠があるように思うけれど、一寸先がわからないのが世の常なので、こちらもあまり根拠がないといえばないのだ。 あんまり先のこと考えても仕方がないと分かっていても、気がつくと落ち込んでいることがよくある。こういうのは理屈じゃなくて、もう脳の癖みたいなもので仕方がないのかなぁ。 今日読み終わった村上春樹の『東京奇譚集』にこんなセリフがある。 「嫉妬の気持ちというのは

    感情の穴に落ちたときには - kai8787の日記
  • 幸せの贈り物 - kai8787の日記

    かきつばたの花巾着ができました。色を変えながら編んでいきました。開け口と持ち手が花模様になっていて、ちょっと苦労しましたが、気に入っています。 かきつばたの花言葉は、≪幸運は必ず来る≫、≪幸せはあなたのもの≫、≪贈り物≫です。 さて、花言葉を使った物語を書きました。良かったら、読んでください。 僕が19歳のときに亡くなった父が口癖のように言っていた言葉がある。 「いいか。どんなに辛いことが何度も押し寄せてきて、つぶれそうになっても、『幸運は必ず来る』って思えよ。そうすれば、どんな苦難も必ず乗り越えられるからな」 父の人生は決して楽ではなかった。祖父は幼いときに他界していて、祖母が小さな金物屋を営みながら細々と暮らしていた。けれども時代の波で商店街が廃れていくのとともに廃業に追い込まれてしまった。祖母はもともと身体が弱かったので、父は中学を卒業してすぐに働き始めた。 当は新聞配達をしながら

    幸せの贈り物 - kai8787の日記
    mizuwariwde
    mizuwariwde 2017/02/28
    子供が一番の宝です。
  • 私に道を聞かないで - kai8787の日記

    今日はそんなに寒くなく、よく晴れて気持ちが良かった。あんまり人と出会わないコースを散歩していくと、横断歩道で40代くらいの男性が「今日は雨降らないよね」と声をかけてきたので、「はい」と応えた。そのまま男性は通り過ぎて行ってしまったけれど、いったい何だったのだろうと首を傾げる。「空はこんなに青いのに」 帰り道でも同じ横断歩道で50代くらいの男性に駅に行く道を尋ねられた。まぁ、これは普通。私はよく人に道を尋ねられる。一度など、人が大勢いる駅の近くで、頑張って急いで歩いていたにもかかわらず、すれ違いざまに呼び止められて聞かれたこともある。 友だちに言わせると「優しそうに見えて、ちゃんと道を教えてくれそうってことだね」という。 でも、申し訳ないけど、私は道を一か二間違って教えてしまうことが多々あって、後の祭りだったりする。ごめんなさい。 おまけに、駅前で友だちとの待ち合わせで座っていたら、隣の

    私に道を聞かないで - kai8787の日記
    mizuwariwde
    mizuwariwde 2017/02/25
    声かけやすい人っているんですよねぇ。
  • プレゼントーより良い依存関係の模索 - kai8787の日記

    うさぎさんの砂時計をもらった。前から砂時計が欲しかったのでとても嬉しい。しかも、大好きなうさぎさんがいて、とてもかわいい。砂時計はお茶をいれるときに使う予定です。 母からも荷物が届いた。暖かそうなマフラーとブランケット、そして大根ハチミツ飴。お母さんらしいな。この前電話であまり元気よく振る舞えなくて「調子悪いの?」って気づかれちゃったからなぁ。心配かけてしまったみたい。 親に見栄をはることはないのだけれど、他に何もできないから、心配だけはかけたくないという思いが強い。 ふと思い出したのだけど、脳性マヒで電動車椅子を使っている小児科医・熊谷さんが「依存先は複数あった方がいい」と書いていた。依存というとあまり響きは良くないかもしれないけれど、人は全く他の人に頼らないで生きていくことはできない。だから、頼る先を一人に集中するのではなく、分散することで自分も相手も負担が少なくて済むという話。 例え

    プレゼントーより良い依存関係の模索 - kai8787の日記
  • 1