超低消費電力を実現できるか? 「板バネ」ナノマシンコンピュータ(1) 2011年3月24日 環境サイエンス・テクノロジーIT コメント: トラックバック (0) フィード環境サイエンス・テクノロジーIT 1/3 (これまでの 山路達也の「エコ技術者に訊く」はこちら) ネットワークの進歩に伴って、処理すべき情報量はすさまじい勢いで増大している。これに対応して半導体分野では、従来のトランジスタとはまったく異なる原理を用いた低消費電力素子の研究発表が相次ぐ。そうした中、NTT先端技術総合研究所が発表したのは、なんとナノサイズの「板バネ」を用いてデジタル演算を行う手法。研究のリーダーである山口浩司博士に研究内容をうかがった。 脚光を浴びるようになってきた機械式演算素子 NTT先端技術総合研究所が開発した「板バネ」素子の電子顕微鏡写真。中央部が板バネで、その両端に電極が付いている。 ──ナノサイズの