ITの「過剰利用」から「スマート利用」へ インターネットが世の中に登場して以来、ITをベースとしたさまざまなプロダクトやサービスが毎年のように増えている。 ITの発展で、いつでもどこでも仕事ができ、誰とでもコミュニケーションがとれるようになり、どんな情報でも検索できるようになった。20年前と比べると、仕事・生活における利便性は確実に向上したといえる。 一方で、私たちがITをうまく使いこなす能力は、ITの発展速度ほど、急速に進化できなかった感も否めない。インターネットやソーシャルメディアへの“依存”ともいえるほどの過剰利用など、テクノロジーに振り回される状態といえる。 たまにはインターネットデバイスを手放して生活してみよう、という「デジタル・デトックス」のコンセプトに賛同する人々が増えるのもうなずけるのではないだろうか。 こうした動きはITへのカウンターカルチャーとして見ることができる一方で