ウィンストン・チャーチル(Sir Winston Leonard Spencer-Churchill, 1874年~1965年)という人は、第二次世界大戦の間イギリスの首相をやり、『第二次世界大戦回想録』The Second World War (6巻,1948~54)という本を書いてノーベル文学賞(1954年)をもらった人だが、とても出来の悪い人で、名門パブリックスクールの一つハロウ校(Harrow School)に入学するにも〈特別な配慮〉が必要なほどだった。 なにしろ入学試験で書けたのが、本人の弁によれば、 「私はまず答案の上に名前を書き、つぎに番号1を書いた。それからずいぶん考えてからその周りに(1)とひとつ括弧をこしられた。がその後は、これに関係したこと、もしくは該当したことは何ひとつ考えられない……。」 学校での順位は後ろから3番目だった。 後ろから1番目と2番目は、病気その他
![おちこぼれのチャーチルがノーベル賞までとった文才を磨いた教え](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/576d6d66c5f01114c9001ca9ae597b6d0108bc82/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fblog-imgs-38.fc2.com%2Fr%2Fe%2Fa%2Freadingmonkey%2FChurchill_V_sign.jpg)