次世代のエコカー「燃料電池車」を巡り日産自動車は、インフラ整備などが課題となる水素の代わりに、植物を原料とするバイオエタノールを活用した燃料電池システムを新たに開発し、4年後の実用化を目指す方針を明らかにしました。 このため日産自動車は、水素に代わってサトウキビなどの植物を原料とするバイオエタノールを活用した燃料電池システムを新たに開発したもので、14日、海外市場を念頭に4年後の実用化を目指す方針を明らかにしました。バイオエタノールはアメリカやブラジルですでに普及していて、こうした国では新たなインフラ整備が必要ないうえ、日産では、開発した燃料電池システムは、1回の燃料補給でガソリン車並みの600キロ以上の走行が可能だとしています。 日産の坂本秀行副社長は、「技術を持つほかの企業との協力も検討しており、早期に実用化したい」と述べる一方、来年にも実用化するとしていた水素を使った燃料電池車につい