GSユアサの子会社であるジーエス・ユアサ テクノロジー(GYT)は、防衛装備庁と契約した「海上自衛隊向け潜水艦搭載リチウムイオン電池」の量産を3月より開始すると発表した。 現在、日本の潜水艦には動力源として鉛蓄電池が搭載されているが、2015年度以降に建造を開始される潜水艦からは、鉛蓄電池に代わってリチウムイオン電池が搭載されることになる。 GYTは1990年代から潜水艦に搭載するリチウムイオン電池の開発を始め、2000年代前半に防衛庁技術研究本部(当時)と三菱重工業が契約した「潜水艦用新型主蓄電池の研究試作」に参画した。長年にわたる潜水艦用鉛蓄電池の製造により得た豊富な経験と実績をもとに、潜水艦用リチウムイオン電池の開発を完了させ、2015年度に防衛装備庁と契約を締結。今後は2017年3月に向けて量産体制を整え、2018年8月に海上自衛隊へ納入する予定だ。 《纐纈敏也@DAYS》
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