滞在先のイタリア・トリノで15日(日本時間16日)に倒れた、漫画家の松本零士氏(81)が、関係者と会話できる状態まで回復したことが17日、分かった。同行する関係者が同日、取材に応じ「先生に面会しました。お話しできる状況になっていました」と明らかにした。 関係者によると、松本氏は倒れてから2日近く、眠っていた状態から覚醒すると、面会に訪れた人たちに「何で、ここにいるんだろうね?」と尋ねたという。松本氏は15日午前にトリノの中央市場で学生との会合に出席後、「銀河鉄道999」の上映が行われるトリノ市内のマッシモ映画館を訪れたが、息苦しさを感じるなど体調を崩し、ホテルに戻った。その後、同市内のレ・モリネッテ病院に救急搬送された。松本氏は倒れた事実と状況を伝えられると「あぁ、そうなんだ」と答えたという。 松本氏は代表作の1つ「宇宙海賊キャプテンハーロック」の、イタリアでのアニメ放送40周年記念イベン