タグ

ブックマーク / pentel.blog.jp (9)

  • 下描きなし。底なしの記憶力と表現力。キム・ジョンギ氏のライブドローイング(後編) : 表現の道具箱

    ≪前編はこちら 一枚の絵というより、一遍のストーリーを思わせるキム・ジョンギさんのライブドローイング作品。後編では、その制作プロセス、愛用の画材に話は進んでいく。 圧巻のキムさんによるライブ・ドローイング ■ 印象的なところから描きはじめる 一人一人の人物が表情豊かに描かれているキムさんのライブドローイング作品。一体どのようなプロセスで描いているのだろうか。 世界中から注目を集めるドローイング・アーティスト キム・ジョンギ氏 「描きはじめようと思ったら、頭の中でこれから描いていくもののイメージをどんどん集めていきます。その中には自分が経験した記憶もあります。たとえばニオイなどの記憶もたぐり寄せていきます。そして、頭の中の想像のイメージもミックスしていきます」 キムさんが描く時にこだわっているのは、自分が見たものの中で特に印象的だったものから描きはじめること。そして、もうひとつは俯瞰視点で状

    下描きなし。底なしの記憶力と表現力。キム・ジョンギ氏のライブドローイング(後編) : 表現の道具箱
  • 下描きなし。底なしの記憶力と表現力。キム・ジョンギ氏のライブドローイング(前編) : 表現の道具箱

    ≫後編はこちら 今、世界各国から注目を集めている一人のアーティストがいる。その名もキム・ジョンギ(金政基、Kim Jung Gi)さん。下描きを一切行わず、ひとつのパーツから描きはじめ、次々に描き連ね、壮大な世界観をぺんてる筆一で生み出していく。さながら「現代版の絵巻物」のようである。その制作工程をYouTubeに公開し多くの人たちを魅了し続けている。2017年6月に新宿 紀伊國屋書店でのサイン会をはじめ様々なイベントに参加するため来日されたキムさんにインタビューをさせて頂いた。前編では、プロのアーティストになるまでの紆余曲折ストーリー、後編では独自の創作スタイルについてお話しを伺った。 キム・ジョンギさんの凄さがよくわかるライブ・ドローイング動画 6月に東京新宿の紀伊國屋書店で開催されたサイン会。たくさん詰めかけたファンの一人一人に丁寧にドローイングされていた。 ■ 漫画家になることを

    下描きなし。底なしの記憶力と表現力。キム・ジョンギ氏のライブドローイング(前編) : 表現の道具箱
  • 世界中のユーザーが使うオンリーワンのペン先。その秘密に迫る : 表現の道具箱

    その独特な書き味に魅了されたファンは多い。私も宛名書きをする時は、よく手にするペンだ。 この「プラマン」、「トラディオプラマン」を作り出したのはぺんてる製造部門の中でもとりわけ職人気質でこだわりを持っていたという和田氏。これまでにないペンを作るという情熱を傾け、今や世界中で販売されているロングセラーペンを生み出した。 その生みの親である和田氏は残念ながらすでに引退をされている。そこで、今回はそのこだわりを受け継いできた茨城工場 相談役(元生産統括)吉村昇さん、商品戦略部 部長の浅野勝夫さん、そして若手の第二生産技術部の山口英之さん、町田俊一郎さんの4人の方々にお話しをお聞きしてきた。 ぺんてる茨城工場 相談役(元生産統括)吉村昇さん 商品戦略部 部長の浅野勝夫さん 茨城工場 第二生産技術部の山口英之さん 茨城工場 第二生産技術部の町田俊一郎さん ■開発コンセプトは万年筆のペン先をプラスチッ

    世界中のユーザーが使うオンリーワンのペン先。その秘密に迫る : 表現の道具箱
    mk16
    mk16 2018/02/24
    廉価文房具史に残る傑作の一つ。
  • 「心地よさとプロ仕様の両立」Amazon筆記具ランキング1位のペン : 表現の道具箱

    「スマッシュ」は知名度という点で言えば、「ボールぺんてる」や「サインペン」ほど一般的という訳ではない。なのになぜ、数ある筆記具の中で1位をとったのだろうか。 ■「グラフ1000」の一般向けシャープペンとして企画された 1986年の発売ということだから、28年目。つまり、四半世紀のロングセラーということになる。 開発コンセプトは、先行して発売されていた製図用シャープペン「グラフ1000」のスペックのいいとこ取りをした一般向けシャープペンを作るというものだった。一般向けということで、ガシガシとタフに使えるということも開発テーマにあったという。 ちなみに1986年当時、シャープペンと言えばキャラクターものや、100円という低価格のものが続々と出てきた時代。そんな中で1,000円クラスの一般向けシャープペンというのは、かなり異色な存在だった。 もうひとつ、開発当時の裏話としてこんなこともあった。「

    「心地よさとプロ仕様の両立」Amazon筆記具ランキング1位のペン : 表現の道具箱
  • 穂先一本一本までこだわり抜く、世界唯一の筆ペン : 表現の道具箱

    ぺんてるは描画材をはじめ、様々な筆記具を製造している。しかし、ぺんてるが筆屋からその歴史をスタートさせたということはあまり知られていない。そのDNAを受け継ぎ、現在も売れ続けているのが、「ぺんてる筆(1976 年発売)」だ。 今や日人にとって筆ペンは年賀状や祝儀袋などに書く際、なくてはならない存在だ。 実は、私たちが普段使っている合成繊維を使った毛筆タイプの筆ペンを世界ではじめて作り出したのは、何を隠そうぺんてるなのである。 今回、ぺんてる茨城工場で「ぺんてる筆」の製造開発のトップを務めているぺんてる中央研究所開発部第2開発室の大橋京弥さん、小倉和人さんにお話を伺った。 ぺんてる中央研究所開発部第2開発室の大橋京弥さん 大橋さんと共に筆ペンづくりを行っている ぺんてる中央研究所 開発部第 2 開発室 小倉和人さん ■世界で唯一「ナイロン毛」を使用している「ぺんてる筆」 開発のきっかけは、

    穂先一本一本までこだわり抜く、世界唯一の筆ペン : 表現の道具箱
  • お客さんも思わず注目!アキバのホワイトボードPOP職人(後編) : 表現の道具箱

    ■Kさんがぺんてる「ノックル」を愛用する理由 「ツクモeX.」のホワイトボード職人Kさん 「ふだん、こんな感じで描いているんです。」 そう言って、ホワイトボードをテーブルに置いて、慣れた手つきで「ノックル」を手に描きはじめた。 店では、担当売り場のレジでお客さんがいない時を見計らって描いているという。一枚のPOPを仕上げるのにかかる時間はおよそ20分〜1時間。お客さんが来れば描くのを中断して接客をする。いつも接客の合間に描いているせいだろうか、描いている途中に私が色々と話しかけてもそれにちゃんと応えつつ、ノックルを走らせるスピードは全く変わらなかった。 POPを描く時は、頭の中で大体の構想を練って、ホワイトボードに向かうと迷いなく「ノックル」を走らせるという。 描きこみが進んでいくと、Kさんは小指をボードの上に器用に立てて、描かれたところに触れないようにしてペンを走らせていた。 これは描い

    お客さんも思わず注目!アキバのホワイトボードPOP職人(後編) : 表現の道具箱
  • お客さんも思わず注目!アキバのホワイトボードPOP職人(前編) : 表現の道具箱

    平日でもたくさんの人で賑わう秋葉原。 「アキバ」の名で、今や世界的にも有名な街だ。取材で訪ねた日もアジア、欧米といった世界各国の人たちが首からカメラを提げて歩いている姿があちこちで見られた。その中央通りに店を構えるPCパーツの専門店「ツクモeX.」。ゲームCG製作、動画編集のためのハイスペックPCを自作する人のための各種パーツが豊富に揃っている。 秋葉原中央通りに店を構える「ツクモeX.」 ツクモeX.の店員であるKさんが描くPOPがお客さんの間で話題になっている。KさんのPOPはちょっと変わっていて、ホワイトボードに描かれているのだ。 「ツクモeX.」の店員として働くKさん Kさんが愛用している、ぺんてるのホワイトボードマーカー「ノックル」 Kさんが描いたホワイトボードPOPは、店舗の入り口に掲示され 街行く多くの人たちの注目を集めている。 ■秋葉原では、ホワイトボードPOP文化がある

    お客さんも思わず注目!アキバのホワイトボードPOP職人(前編) : 表現の道具箱
  • 「修正液は筆記具である」漫画家 藤田和日郎氏の情念表現(後編) : 表現の道具箱

    ≪前編はこちら 「うしおととら」、「からくりサーカス」、「月光条例」をはじめ現在も「双亡亭壊すべし」の週刊連載をされるなど、精力的に描き続けている漫画家 藤田和日郎さん。前編では、日頃の漫画制作で手にされる道具について、そして、藤田さんの創作に欠かせない修正液の使い方などについてお話を伺った。 後編では、それ以外の藤田さん流の創作筆記具についてお話を進めたい。 ■師匠から教わった筆ペン これも漫画制作に欠かせないと見せてくれたのは、「ぺんてる筆」。特に顔料インクタイプは必須だという。藤田さんが漫画家のあさりよしとお氏のアシスタントを務めていた時代、その影響でご自分でも使うようになった筆記具だ。 あさり先生は、この顔料「ぺんてる筆」が「ベタ」を一番むらなく塗れると絶賛していたという。「ベタ」とは真っ黒に塗り込んでいくこと。「うしおととら」では、「ベタ」が多い作品だったので、藤田さんにとっても

    「修正液は筆記具である」漫画家 藤田和日郎氏の情念表現(後編) : 表現の道具箱
  • 「修正液は筆記具である」漫画家 藤田和日郎氏の情念表現(前編) : 表現の道具箱

    後編はこちら≫ 「うしおととら」、「からくりサーカス」、「月光条例」などの代表作を次々に世に送り出し、現在も最新作「双亡亭壊すべし」を少年サンデーに週刊連載をしている漫画家、藤田和日郎さん。およそ30年という長きにわたり、第一線で漫画を描き続けている。 週刊連載の1話分が終わったばかりのとある日曜日、藤田さんの仕事場にお邪魔した。藤田さんの創作スタイルはとても個性的だ。ペンだけでなく事務用の修正液や割り箸なども駆使し描かれている。今回、藤田さん独特の世界観を作り出すために大いに活躍している数々の筆記具、そして創作スタイルについてお話を伺ってきた。 現在、「少年サンデー」に週間連載中の「双亡亭壊すべし」 ■活躍しているのはアナログ筆記具開口一番「私はパソコンを漫画制作に一切使っていません」そう語るように、仕事場をグルリと見回してみても机の上にはパソコンやデジタルツールの類はひとつもない。ある

    「修正液は筆記具である」漫画家 藤田和日郎氏の情念表現(前編) : 表現の道具箱
  • 1