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ブックマーク / takekuma.cocolog-nifty.com (24)

  • 宮崎駿のアヴァンギャルドな悪夢: たけくまメモ

    昨日の土曜日、宮崎アニメの新作『崖の上のポニョ』を見てきました。一応、ネタバレにならない範囲で感想を書きますと、見たことがない種類のアニメーション映画でした。アニメーションとしても映画としても、似た作品を俺は思い当たらないし、過去のどの宮崎アニメとも似ていません。 もちろんキャラクターとか、ディティールの演出やセリフはいかにも「宮崎駿」なんですよ。確かに宮崎アニメに違いないが、見ている最中の「違和感」は、これまで感じたことがないほどのものです。まるで、はっと気がついたら父親が人間モドキに変わっていたような感じ。 『魔女の宅急便』を試写で見たときに、それまでの宮崎アニメと雰囲気が違うので少しとまどったことがありますが、二度目に見たときには大好きになりました。『ポニョ』も複数回見れば、印象が変わるのでしょうか。たぶん、そうなのでしょうが、今度ばかりは「理解した」と思えるまでに時間がかかるかもし

    mk16
    mk16 2012/08/25
    竹熊健太郎による「崖の上のポニョ」レビュー。
  • 田中圭一制作総指揮のマンガ作成ソフト、なし崩しで情報公開へ!: たけくまメモ

    先日の精華大学での講演で当日参加者のみに限定公開された田中圭一氏企画・制作総指揮によるマンガ作成ソフト「コミックシーケンサー コミPo!」ですが、正式なマスコミ公開は15日に予定されています。ところが昨日、関係者限定で公開されたコミPo!のデモサイトのURLが、伊藤ガビン氏によってツイッターに流出、これを村上隆氏がリツイートしたことから、あっという間にネットで話題になり、なんと田中氏が勤務するウェブテクノロジ社のサーバーが落ちる事態となりました。 田中氏とウェブテクノロジ社は、急遽情報を解禁することとし、公式サイトおよびデモムービーを載せたYOUTUBEのURLを公開することにしました。「たけくまメモ」でも公開してよろしい」との許可が出ましたので、予定より10日ほど早く公開することにします。百聞は一見にしかずで、下のデモ映像をご覧ください。 http://comipo.jp/ ↑コミPo解

    mk16
    mk16 2010/10/05
    >最初にデモを見たとき、多くの人が思うと思いますが、「これはマンガ制作版の初音ミクだ」というものでした。また「ラノベ作家や、その卵が飛びつくのではないか」とも感じました。
  • 電子出版ははたして儲かるのか?(1): たけくまメモ

    結論から書けば、今後よほどのことがない限りは儲からないと思います。「トントンにする」だけなら、不可能ではないと考えますが、投下資金と回収のバランスを取るまでには、しばらく時間がかかるでしょう。しかしそれでも、出版界は、電子出版に活路を見いだすしかないというのが俺の考えです。 電子出版といえば、今、俺の周囲では多くの会社や個人作家が参入機会をうかがっていますが、そちらのほうが儲かるから、参入したがっているというわけでもないようです。「紙の」はジリ貧の一途なので、このまま座して死を待つくらいなら、いっそ電子出版に進出して、儲かるかどうかは後で考えたい、というのが実情に近いのではないでしょうか。溺れる者藁をもつかむ、です。 「紙マンガ」の現状はいよいよすごいことになっております。多くのマンガ雑誌は、かりに単行がそこそこ出ていても、雑誌の赤字が単行の利益を大幅に上回っているという状態がもう数

  • WEBマンガの新展開・補遺: たけくまメモ

    前のエントリのコメント欄で、何人かの人が最近のWEBマンガやデジタルマンガの例を教えてくださいました。コメント欄で埋没するには惜しい作品がありましたので、新たにエントリを立ててご紹介します。 ●魔女っ娘つくねちゃん20話 http://www.sirius.kodansha.co.jp/webc2/tkn20.html 鶴見六百さんが教えてくださいました。講談社アッパーズや少年シリウスに連載されていたマンガのWEB版ですが、クリックするたびに次のコマが現れる構造が「これぞWEBマンガ」という感じで面白いです。展開も、ただコマが現れるばかりでなく、クリックにともなって前のコマ内が変化したりして、こういう作品は初めてみました。オチも決まっています。はっきり言って大爆笑です。 ●ゲーム「Quartett!」 http://www.littlewitch.jp/home/special/quart

  • 「やりたいことと」と「やれること」: たけくまメモ

    以下は、6月26日のエントリ「大学で『教授編集者』をやるということ」のコメント欄で、「微老なお年頃」さんが書かれたコメント(30日)に対する俺のレスです。長くなったので、独立したエントリにしました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ >微老なお年頃さん 学生にとって、確かに将来の予測がつかない不安は大きいです。しかし一番の問題は、自分があこがれている「将来なりたい自分」と「自分が実際にできること(自分の能力・向き不向き)」が一致することは滅多にないのに、そこが見えてないことだと思うんです。 もちろん「やりたいこと」と「やれること」が一致すればこれほど幸せなことはないのだけれど、一致しないから多くの人が苦しんでいる。しかも「努力」することで「やりたいこと」に近づくことができる

  • イーモバイル“解約”地獄: たけくまメモ

    京都の部屋に光ファイバーを導入しましたので、これを機に、3年近く使っていたイーモバイルを解約することにしました。それまでは外出先でノーパソ使うのに重宝していたのですが、今はiPhoneがありますからね。外出先でネットに繋ぐ目的といっても、ほとんどはメールチェックか、いくつかのサイトを覗くだけなので、もうiPhoneがあれば十分足りるのです。 これまで京都で借りていたレオパレスにも一応ネット環境が常備されていたのですが、与えられたIDとパスワード入れてもなぜかうまく繋がらず、結局イーモバイルで繋いでいました。それで転居を機に光ファイバー入れて、イーモバは解約することに決めていたわけです。2年縛りも切れていましたし。 さっそくイーモバイルのサイトに接続して、まず解約の手続きを探したのですが、公式サイトから「お客さまサポート」→「各種手続き方法」を探してようやく「解約」の項目を見つけました。 そ

  • まんが・条例のできるまで(1992年作品): たけくまメモ

    今回の都条例改正は、なにやら議決が先送りになるのではという観測が流れていますが、決議は明後日19日であり、また仮に19日に結論出なかったとしても、単に先送りになるというだけなので、予断を許さぬ状況が続いていることは間違いありません。 この種の表現規制を法的に行おうとする動きは大昔からありまして、だいたい15年から20年周期で繰り返される問題であります。90年代初頭にもいわゆる「有害コミック規制問題」が巻き起こったことは記憶に新しいところです。 このときは、1992年に大阪府の「青少年健全育成条例」が改正されました。これは「府知事が有害と認めたマンガを含む出版物やビデオ等を「有害図書」として指定することができるというもので、今回の東京都の条例改正と非常によく似ていました。このときも、マンガ家や有識者の間から「曖昧な基準で表現の自由を制限できる条例は、違憲の疑いがある」として、疑問や反対の声が

  • それでも出版社が「生き残る」としたら: たけくまメモ

    http://www.apple.com/jp/ipad/ ↑appleiPad」公式 ついに噂のiPadの全貌が公開されて、ネットもマスコミも上を下への大騒ぎであります。ここに来て、すでに報道されているアマゾンのKindleをはじめ「電子出版」を普及させるための役者(インフラとデバイス)が出揃った感があります。日ではまだ普及以前の段階ですが、昨今の出版不況を脱出するための突破口は、もはや電子出版しかないというのは、衆目の一致するところではないでしょうか。 さて、かねてから電子出版による「個人出版支援」に力を入れているアマゾンやアップル、ソニー(の米国法人)といった企業は、自社と出版契約を結んだ著者に対して、「印税35%を支払うぞ、いやうちは50%支払う、それならうちは70%だ」という具合に、「印税率競争」をヒートアップさせて著者を引き込もうとしています。日では印税率は通常8~10%

    mk16
    mk16 2010/01/30
    >著作者が自分でこんなこと言い出してちゃあ、そのうちヤクザのみかじめ料みたいになるんじゃない?契約してない著作者にだけふしぎと抗議や嫌がらせが飛んできて…(自動ニュース作成G http://gnews.x0.com/ より引用)
  • 伊勢田勝行監督がコミケに!: たけくまメモ

    ※「伊勢田勝行監督の新作の一部が」のタイトル変更しました。 あの『恋戦士ラブコメッサー』の伊勢田勝行監督の新作(の一部)が、パソコンを持っていない伊勢田監督の許可を得てニコニコ動画にアップされましたのでお知らせします。 この冬コミ三日目に、伊勢田監督のサークル『嗚々~関学漫同伊勢田勝行支部』 が監督の自主DVDを販売するそうで、それのプロモーションだそうです。当日は伊勢田監督もコミケに来るそうですよ。ニコニコにアップされたのは今年の新作◆『風色スイーツ』(主題歌パートのみ)それと旧作の◆『ロザリオにおねゲッCHU!』(主題歌パートのみ) ◆『出前指令シャリダマン 』の三です。完全版DVDは、コミケで販売されるそうです。 この前アップされた『ラブコメッサー』も驚愕のハイクオリティでしたが、新作ももの凄そうです。伊勢田監督はすでに十年以上のキャリアがあり、実写作品を含めると推定二十近い作品

  • 「ラブコメッサー」をみんなで見よう!: たけくまメモ

    先日の吉祥寺アニメーション映画祭にて、応募作品の中で超個人的に物議をかもした伊勢田勝行監督『恋戦士・ラブコメッサー』が監督の関係者の手でニコニコ動画にアップされましたので、さっそくお知らせします。 アニメ祭の応募作として見るまで、俺は伊勢田監督の作品を不覚にも存じませんでした。しかしミクシィにはコミュニティが2005年から出来ており、超コアな自主アニメファンの間ではだいぶ前から話題となっていた人のようです。ちなみにこないだのエントリでは監督名を「湯水邦彦」と書いていましたが、それは『ラブコメッサー』の監督名であるだけで、伊勢田監督は、作品を作るたびに監督名をコロコロ変えているようです(すでに10数作あるらしい)。 http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_187f.html ↑吉祥寺アニメ祭結果報告 俺は伊勢田監督の友人である関

  • 「AKIRA」の元ネタは(たぶん)これだ!: たけくまメモ

    Akira (Part1)KCデラックス 11 前から怪しいとは感じていて、でもなかなか検証できないことってありますよね。俺にとっては大友克洋の『AKIRA』に関して前から「あれは、ひょっとして」と思っていて、でも誰もそのことを指摘してないし、作者もそれについて一言も触れていないので、なんというかムズムズしていたことがあるんです。 いや『AKIRA』のビジュアルの元ネタについての疑問なんですけど。やはり木村恒久だと思うんですけどねえ。そう考えている人、他にもいませんかね? 木村恒久というのは、僕の世代より上のアート好きには懐かしい名前だと思うんですが、60年代から70年代にかけて、ひたすら「都市崩壊」のイメージをフォト・モンタージュの手法で表現し続けていた芸術家です。 左は木村さんの代表作「ニューヨーク水没」を表紙にした作品集なんですけど。正式タイトルが『都市はさわやかな朝を迎える』。70

  • 黒澤・手塚 幻の合作映画: たけくまメモ

    「『テヅカ・イズ・デッド』を読む(4)」のコメント欄で、いつの間にか黒澤明の話になり、「そういえば…」という感じで俺が「昔、黒澤明と手塚治虫が映画を合作する話があった」ということを思いだし、その旨を書きましたら漫棚通信さんがブログでこれを取り上げていただきました。 http://mandanatsusin.cocolog-nifty.com/blog/ 当方のはコメント欄でのやりとりであり、しかもエントリの筋とは関係ない話です。このまま埋もれてしまうにはもったいないネタなので、改めてこちらにアップします。コメントの詳しい前後関係は、当該のコメント欄を参照してください。 まずはAaさんの「黒澤明が大平洋戦争中にディズニーの『白雪姫』を見た」というコメントを受けて、俺がこのようなレスを返したところから始まります。 《 >Aaさん 戦時中に「白雪姫」を黒澤が見ていたというのは、何か出典がありま

  • たけくまメモ : 【著作権】平沢進インタビューが面白い

    ITmediaで小寺信良氏が執筆している平沢進インタビューが面白い。平沢氏はテクノユニットP-MODELのリーダーとして、もうかれこれ四半世紀も活動している大ベテランのミュージシャン。彼はまた、音楽出版社とJASRACに「支配」されている音楽業界のありかたに疑問を持ち、自分の曲は自分で管理したうえで、自分のサイトでの音楽配信を1999年から続けていることでも有名です。 http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0606/12/news005.html ↑「保証金もDRMも必要ない」音楽家・平沢進氏の提言(聞き手・小寺信良) 俺もつねづね出版界のシステムには疑問を持っているわけですが、音楽界の著作権管理のことは正直いってよくわかりませんでした。JASRACが著作権管理を「代行」していることは知ってましたが、実際にはミュージシャンとJASRAC

  • レオパレス入居報告(ブログ読者向け): たけくまメモ

    このたび入居した京都のレオパレスですが、あれから契約書を読み返しましたところ、「室内に入居前からの傷跡があったら一週間以内にレオパレスまで報告」というのは、「一ヶ月以内」の間違いでした。そりゃそうだよなあ。もう少し住まないと、どこに傷があるかわかったものではないですからね。 そんなわけで、まだ少し時間はありますが、入居直後に発見した傷跡写真を撮りましたので、レオパレスに報告する前にブログに掲載して全国50万(推定)たけくまメモ読者の皆様にも証人になっていただきたいと思います。 上が間取り図です。狭いですがどうせ寝るだけの部屋ですのでこれで十分です。ただ、まだ布団を購入していないため、近所の登山ショップで寝袋を購入してこれで寝ております。ちょっと寝苦しいですが、来週京都に行ってから布団を注文したいと思います。 数字の箇所に傷を発見しましたので、皆さんもどうか目に焼き付けて、退去時に万一トラブ

  • 「町のパン屋さん」のような出版社: たけくまメモ

    「町のパン屋さん」のような出版社ができないだろうかと、考えるのである。どこの町にも一軒くらいは「こだわりのパン屋」があるだろう。家族経営で、石窯で焼いた手作りパンを売っているような。宮崎駿の『魔女の宅急便』に出てくるグーチョキパン屋とか、そんな感じだ。ご主人が奥でパンを焼き、奥さんが店に立ってパンを売る。奥さんが身重になると、女の子をバイトに雇って店番を頼んだりして。 事業規模はとても小さい。売り上げも微々たるものだが、旦那と奥さんと生まれてくる子供が生活できるのなら、それで十分である。お客さんは町の住民に限定されるので、奥さんの対人会話能力が店の生命線である。うまく行けば、ただパンを売るだけではなく、地域のコミュニティセンターとして機能することもある。こうなれば、町の店舗の理想であろう。 パン屋さんでなくとも、八百屋さんでも魚屋さんでも、地域に密着した独立型店舗ならなんでもいいと思われる

  • 「ヱヴァ」は品川駅を出発しました(ネタバレなし): たけくまメモ

    昨日見てきましたよ「ヱヴァ」。最初は南町田にある109グランベリーモールで12時20分の回を見て、それから渋谷で用事を済ませて、帰りに歌舞伎町の新宿ミラノでもう一回見ました。グランベリーモールは八分程度の入りで少し心配しましたが、新宿ミラノは夜の回も超満員で、どちらの映画館でも終了時に拍手が出ました。グランベリーモールでは終わって駅に向かう途中で多摩美の教え子に出くわしたんですが、「先生、ヱヴァどうでしたか」と訊かれたものですから、 「旧作とは全然違う。確かに大筋は一緒だし『エヴァ』には違いないが、もう別作品と言っていい。前回の『序』であえてテレビ版の序盤そのままをなぞって見せたのは、これをやるための前振りだということがよくわかった。確かにこういう“リメイク”は見たことがない。テレビ版や旧劇場版も傑作だったけれども、今度の『ヱヴァ』がもしこのテンションのまま完結するようなら、おそらく50年

  • 「まことちゃんハウス」内部写真・解禁!: たけくまメモ

    ←楳図邸外観。 何人もの通行人が「わ!まことちゃんハウスだ!」とケータイで写真を撮っていた。すっかり吉祥寺の観光名所となっている。 おととい16日、フジテレビの『とくダネ!』にて、噂の楳図かずお先生の新居「まことちゃんハウス」の内部が初公開されましたが、ご覧になった方もいらっしゃると思います。 これを受けまして、俺が2月1日に参加した「楳図邸新居完成披露パーティ」の際に撮影した内部写真の公開が解禁されました。なので一挙掲載したいと思います。披露パーティを仕切っていたウメズドットコムの人から、「新居がマスコミで公開されるまでは、ブログ掲載は控えて欲しいと楳図先生は希望されている」とのことでした。 http://umezz.com/jp/ ↑UMEZZ.COM ここに掲載いたしましたのはすべて俺がデジカメで撮ったものですが、素人写真であることもそうですが、改めて確認しましたら「あ。あの大事な部

    mk16
    mk16 2009/03/18
    良い意味で「三つ子の魂百まで」を体現してる。
  • 『ヤッターマン』には困った: たけくまメモ

    三池崇史監督の実写版『ヤッターマン』を見てきました。見たら、感想を書こうと思っていたのですが、正直、困りました。 http://www.yatterman-movie.com/ ↑実写版『ヤッターマン』公式サイト 三池崇史は好きな監督です。俺と同い歳ですが、年に5~6は監督すると言われる通り、すでに膨大な作品があって、すべてを見たわけではありませんが『極道恐怖大劇場・牛頭』は映画史に残る傑作だと俺は思いました。 アウトローを主人公にしたハードボイルドな娯楽作品が多いですが、ノリが良すぎる演出で暴走することが持ち味で、ひとたび暴走するとあり得ない超現実的な領域にまで突っ走るので、カルトなファンも獲得している監督です。時に「やりすぎ」と思えるサービス過剰な演出が、マンガ的だったりアニメ的だったりするので、『ヤッターマン』のオファーも来たのでしょう。 三池監督はかつて『ゼブラーマン』という「ヒ

  • 不正コピー問題の意外な解決策: たけくまメモ

    昨日「オンライン出版を買ってみて」というエントリをアップし、オンライン電子出版の問題点(不正コピー防止のプロテクトによって、かえってとしては不便になる問題)について書いたところ、編集者のMさんという方からメールを戴きました。Mさん、ありがとうございました。 メールには、アメリカのプラグマティック・ブックシェルフ(Pragmatic Bookshelf)社という技術系出版社の試みについて、たいへん興味深い事例が書かれてありました。 http://www.pragprog.com/ ↑The Pragmatic Bookshelf 俺は英語が苦手なので、Mさんの解説をもとにざっと読んだだけなんですが、それでもこの会社がかなりユニークな試みをしていることはわかりました。 まずの購買ページを見ると、プルダウン・メニューが「PDF+PaperBook」になっており、ほかにpdfファイルオンリー

  • 『バクマン。』読みました: たけくまメモ

    昨日『バクマン。』(大場つぐみ・小畑健)の1巻が出ていたので書店にて購入。実は俺、『バクマン。』読むのはこれが初めてです。 もちろん連載前から話題になっていたことは知っていましたし、コメント欄でも俺の感想を聞きたい旨の書き込みが多数寄せられていたので、当然気になってはいました。ただ俺、昔から気になる作品は単行が出るのを待ってから読む習性がありましてね。『デスノート』も単行で読んだ口ですし。俺は高校時代から単行派なんですよ。中学の頃までは、『デビルマン』とか『漂流教室』とか、雑誌連載を熱中して読んでいましたけど。 俺が過去10年のマンガの最高傑作だと考える『デスノート』コンビの新作で、「マンガ家志望者二人組が主人公のマンガ」であり、加えてタイトルが『バクマン。』ですから、『サルまん』を想起する人が多いのは仕方がないことで、ここはひとつ俺の反応が知りたい、という人がいるのも当然でしょう。