米国の公民権運動を主導したマーティン・ルーサー・キング牧師の誕生日にちなむ祝日に、米カリフォルニア州ロサンゼルスで行われたデモで「黒人の命は軽くない」と書かれたプラカードを掲げる男性(2015年1月19日撮影)。(c)AFP/ROBYN BECK 【2月12日 AFP】米国の人種差別に基づく暴力の歴史に関する新たな調査で、米南部では1877年から1950年までの間に4000人近い黒人が私刑(リンチ)によって殺されていたことが明らかになった。73年間にわたり1週間に平均1人以上が殺されていた計算になる。 調査を行ったアラバマ(Alabama)州の人権団体「公正な裁きのイニシアチブ(Equal Justice Initiative)」は、現代の人種差別や刑事司法における問題は、米国の暴力の過去に根差すものだと指摘している。 同団体の創設者ブライアン・スティーブンソン(Bryan Stevens