北朝鮮の軍事動向を分析しているアメリカの研究グループは、北朝鮮が29日発射した弾道ミサイルについて、大型化してエンジンが増えたことなどで、核爆弾を搭載して全米に到達する能力を得た可能性があるという分析結果を明らかにしました。 研究グループは「火星15型」について、北朝鮮がことし7月に発射した「火星14型」と比較して、同じ液体燃料を使った2段式のミサイルであるものの、大型化したと指摘しています。そして、1段目のエンジンが1つから2つに増え、2段目もエンジンの推進力がおよそ50%増加した可能性があると分析しています。 これにより、ミサイルは重さ1トンの弾頭が搭載可能になったと見積もり、北朝鮮が製造できると推測する700キロ以下の核爆弾を載せて全米に到達する能力を得た可能性があるとしています。 研究グループはこのミサイルについて、飛距離が1万3000キロと全米を射程に収めるという分析をすでに明ら
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