いったい、どこまで広がるのか。食品偽装が次々に発覚している。 5日は、新たに老舗百貨店の高島屋が、ブラックタイガーを使っていたのに「車エビ」と表示したり、牛脂を注入した加工肉を「ステーキ」として客に提供していたことが明らかになった。この日は、大丸松坂屋、横浜・八景島シーパラダイス、東急ホテルズ、日本ビューホテル……などが相次いで偽装を公表。 みなで渡れば怖くない――と、ドサクサに紛れて一斉に公表したに違いない。 「偽装食品のほとんどは、エビと牛肉です。エビは“代用品”がたくさんあるし、ステーキは牛脂を注入しても見抜くのは難しい。やっぱり日本人は、エビと牛肉が大好きということもあります」(関係者) 笑っちゃうのが、加工肉を堂々と提供していた旅館「奈良・三笠」が、3年連続でミシュランに掲載されていたことだ。グルメのはずの審査員も“偽装”を見抜けなかったらしい。 気になるのは、だまされ