ブックマーク / numb86-tech.hatenablog.com (6)

  • 『UNIXという考え方―その設計思想と哲学』を読んだ - 30歳からのプログラミング

    UNIX やそのツールはどのような考えに基づいて作られているのか解説した。 UNIX が開発されていくなかで培われていった文化や考え方について書かれている。 www.ohmsha.co.jp UNIX が具体的にどのように動いているのかではなく、 UNIX はなぜそのように動いているのか、ということが主題。 そのため、 UNIX に限らずソフトウェア開発全般に適用できるような内容になっている。ソフトウェアだけでなく「ものを作る」こと全般に応用できる内容も多いかもしれない。 私も、現時点では UNIX そのものに対する熱意や探究心はあまりないので、 UNIX について知るためではなく開発の参考になる考え方がないかと思って読んだ。 9 つの定理が紹介されているのだが、まず思ったのは、「言うは易く行うは難し」という感じの定理ばかりだなということ。 例えばシンプルに保て、小ささを維持しろ、という

    『UNIXという考え方―その設計思想と哲学』を読んだ - 30歳からのプログラミング
  • JavaScript における文字コードの初歩 - 30歳からのプログラミング

    この記事では、 JavaScript で文字コードを扱う際に知っておくべき概念である Code Point や Code Unit、サロゲートペア、といったものについて説明していく。 また、具体的にそれらの概念を使ってどのようにコードを書いていくのかについても扱う。 この記事に出てくるコードの動作確認は以下の環境で行った。 Deno 1.26.0 TypeScript 4.8.3 Code Point (符号位置) プログラムで文字を表現する方法は複数あるが、 JavaScript では Unicode という方法を採用している。 Unicode ではあらゆる文字に対して一意の値を割り振ることを目的としており、この値のことを Code Point (符号位置)という。 Code Point は 16 進数の非負整数で、文章中で表記するときは接頭辞としてU+をつける。 例えばAという文字の

    JavaScript における文字コードの初歩 - 30歳からのプログラミング
  • Node.js Stream の初歩 - 30歳からのプログラミング

    Node.js には Stream というインターフェイスが用意されており、これを使うことでデータをストリーミングできる。 Stream を使うことで、データの全てをメモリに保持するのではなく、少しずつ順番にデータを処理していくことが可能になる。 この記事では、Stream の基的な使い方について説明していく。 WHATWG で定義している Stream はまた別の概念なので、注意する。この記事で扱っている Stream は、それとは別に以前から Node.js に実装されている Stream である。 以下の環境で動作確認している。 Node.js のバージョン 16.15.1 使っている npm ライブラリ @types/node@16.11.43 ts-node-dev@2.0.0 typescript@4.7.4 環境構築 まず最初に、手元で実際にコードを動かすための環境を構築す

    Node.js Stream の初歩 - 30歳からのプログラミング
  • なぜ組織の透明性が大切なのか - 30歳からのプログラミング

    個人的に、組織の透明性というものに関心を持っている。自分にとって大切なことだし、組織にとっても大切だと思っている。 この記事では、透明性に対する現時点での考えを書いていく。今の自分の頭のなかのスナップショットのようなものなので、あまり整理されていない。 大きく分けて、なぜ透明性が大切なのか、そして透明性を実現するために大切だと思っていることについて、書いていく。 透明性とは何か、透明性が高いとは具体的にどういう状況のことなのか、といった話は扱わない。取り敢えず、情報や意思決定のプロセスがオープンになっており誰でも制限なくアクセスできる、くらいの意味で書いている。当はそれだけでは不十分で、情報のメンテナンスやサマライズ、適切な通知やアナウンス、なども必要になってくるが。 なぜ透明性が大切なのか 透明性に問題があると何が起こるのか、という角度から述べていく。 モチベーションが下がる もしかし

    なぜ組織の透明性が大切なのか - 30歳からのプログラミング
  • webpack のコード分割の初歩 - 30歳からのプログラミング

    JavaScriptTypeScript を使ってウェブアプリを提供する場合、開発時はimportやexportなどの ES Modules を使い、公開時はファイルをバンドルして公開することが多い。 以下の記事に書いたように、現在の主要なブラウザは ES Modules に対応してものの、バンドルせずに公開してしまうとパフォーマンスに悪影響を与える可能性がある。 numb86-tech.hatenablog.com ファイル数が増えれば増えるほど影響は深刻になるため、依存関係が深いライブラリを使っている場合などは、レイテンシが飛躍的に増加してしまう。 そのため、バンドルせずに公開するのは現実的ではない。 バンドルしてひとつのファイルにまとめてしまえば、JavaScript のダウンロードは一度で済む。 しかしそうすると今度は、バンドルファイルの肥大化という問題が発生する。 巨大なフ

    webpack のコード分割の初歩 - 30歳からのプログラミング
  • Cookie 概説 - 30歳からのプログラミング

    Cookie とは、HTTP でステートフルなやり取りを実現するために、ブラウザとサーバ間で情報を送受信する仕組みである。 HTTP は来ステートレスなプロトコルである。そのため、同一のユーザーが連続でリクエストを行っても、それぞれ独立したリクエストであり、「同じユーザーからのリクエストである」とサーバが認識することはできない。 これは例えば、ログイン状態の管理で問題となる。ID とパスワードで認証を行っている場合、リクエストの度に ID とパスワードを送信しなければならない。 Cookie を使うことで、このような事態を解決できる。 まず、サーバがブラウザに対して、Cookie としてどのような情報を保存するのか指示する。具体的には、レスポンスヘッダにSet-Cookieフィールドを含め、そこに Cookie として保存させたい情報を設定する。ログイン状態を管理したい場合は、セッション

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