今日は以前お持ち帰りいただいた写真の中から、数か月で劣化が進んだ様子をご紹介します。 こちらは、7月にデジタル化したときの写真です。洗うと顔がわからなくなってしまう写真だったので、先にデジタル化しました。この画像だと顔がわかるので、PCで閲覧していたお母さんが無事発見しました。 しかし、そのときは10月。実際の写真は、洗わずとも顔がわからなくなっていました。 海水につかった写真は、塩水やバクテリアによって日々劣化していくと言われています。結局、相談の上で、デジタル保存した写真をプリントアウトしてお持ちいただきました。見つかった唯一の息子さんの写真だったのだそうです。 山元町で回収された写真は約70万枚。時間との勝負の中で、思い出サルベージではすべての写真をデジタル化して残すことに決めました。すべてを「後に残る」形にするには、デジタル化を利用するのが一番早かったからです。 今回は、その決断で